
4月23日のことでした。ハシボソガラスが浅瀬でじっとしています。
彼らが川に降りているのは、水浴びか何かを食べていることがほとんどです。
気になってよく見ると、大型のアカミミガメほどの大きさの平たい石の上に片足を乗せたままジッとしています。
足を下ろすとくちばしを石の下に差し込み、ひっくり返すでもなく、またジッと石を見ています。
しばらくするとバシュッとサギのようにくちばしを水面に突き刺し、見事頭の大きな大型の魚を捕らえました。おそらくはヌマチチブ。何度もつついて弱らせると、一度その魚を放っておいて、またトコトコと石へ。2匹目のドジョウならぬ、2匹目のヌマチチブを狙っているようでした。
しばらくすると諦めて、最初に捕らえたヌマチチブを近くの家の屋根へ運び、食べ始めました。
ハシボソガラスが魚を食べるシーンは多々見てきましが、多くはニゴイやマルタウグイの死骸をつつくか、もしくは産卵後に弱って漂っているアユを拾うのがほとんどで、正真正銘の魚狩りは、ほとんど初めてのこと。
浅瀬の石裏にいるヒゲナガカワトビケラの幼虫を食べるカラスは珍しくありません。そのような採集的な捕食を繰り返している中で、たまたまヌマチチブかウキゴリのような底生の魚を捕らえることに成功し、それで覚えた行動なのかもしれませんね。〈若林〉□
【お知らせ】
川辺の自然観察をまとめた一冊、『武蔵野発 川っぷち生きもの観察記』発売中です。ニゴイの産卵行動についてとても詳しく書いていますので、ぜひご覧になってください(アマゾンの販売ページはこちら)
★RIVER-WALK Vol.1~Vol.3発売中です!★


