
現在発売中のフライフィッシング専門誌『フライフィッシャー』(つり人社)の初夏号で、連載「マスの記憶を訪ねて。」の第1回が掲載されています。

マスとはサクラマス、そしてサツキマスのこと。
かつて日本列島の山間・中山間地域に数多く遡上していたマス。現地に赴きその記憶をたどり、いにしえの川の恵みに想いを馳せます。そしてその先。
では、今の時代に川から得られる恵みとは?
第1回目は、かつて川に蓋をしたように見えるほどの大群のサクラマスが遡上した福島県の只見川水系が舞台。

かつて数多くある支流の隅々にまで遡上し、山の恵みとされていたマスたちは、今から98年前の昭和3年(1928年)に完成した新潟県・鹿瀬ダムにより、ほとんど一斉に姿を消しました。当時、ダム下には行き場を失ったマスが押し寄せ、祭りのような豊漁に沸いたそう。すぐにやってくる沈黙の春を知ってか知らずか。
サクラマスはヤマメが海に降った姿。今も只見川にはヤマメが泳ぎ、私たち釣り人を楽しませてくれています。集落を沈ませた田子倉ダムには、湖を海と見立てて成長するマスがいます。
いなくなってしまったものと、まだいてくれるもの。
この双方に想いを向けての川歩きとなりました。
ぜひ、読んでいただけるとうれしいです。〈若林〉□
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