このところ、仕事帰りにちょこちょこと川ミミズ観察に行っている。もう2年も会っていない「クリームオヨギデカミミズ」に会いたいと思ってのことだが、叶わない。私の中で、川ミミズは常に川の中で暮らしてもらいたい存在なのだが、今もってほとんどの場合は一過性の存在であるのかもしれないとの懸念から抜け出せない。特にヘンイセイミミズを除いたフトミミズの場合。

いる時にはたくさんいるけど、いなくなってしまえばもう本当に見られなくなるのが川ミミズであるような気がしている。たかだか100mもないぐらいの区間しか観察していないので、もう少し範囲を広げることでまた違った印象を抱けるかもしれないが、川で常時暮らしていたり、それこそ世代を繋いでいたりというよりも、陸地の土中から降雨など何らかのタイミングに川に加入して、それがいなくなるまでの間はそこにいる、という感じ。いなくなるまでの間は数年の場合もあれば、数ヶ月の場合もある、という感じだろうか。

興味深いのは、川のミミズ観察は、小さな幼体をあまり見ないということだ。

環帯のない幼体だとしても、川底を徘徊しているミミズや壁を登っているミミズは、ほぼ成体と同じぐらいまで成長した個体であることが多い。小さなうちはわずかな食べ物で済むから場所を移動する必要性も少ない、とも言えるかもしれない。捕食者の目につきやすい行動は取りづらいのかもしれない。それまでは川底の砂礫の下に暮らしているものが、大きくなるにつれて這い出して新天地を求めやすくなるのかもしれない。それはまた、陸上の土中から川に加入することにもつながるのかもしれない。本来は川で暮らしたいミミズはもっとわずかで、陸上を徘徊しているうちに川に落ちてしまったミミズも多いのかもしれない。

ただ、そのなかでも川で暮らしを立てられるミミズとそうでないミミズはいるような気がする。川が好きなミミズもいるような気がする。なんとなくの印象ではツリミミズの仲間、地中性フトミミズの仲間、表層性フトミミズの仲間の順に、川で暮らしを立てやすいのではないかと思っているが、そのなかでも地中性フトミミズの仲間の一つであるヘンイセイミミズは、群を抜いて川(水辺)好きなのではないかと思う。細長い体と川での暮らしやすさには関係があるのではないかとも思っている。「クリームオヨギデカミミズ」も、とても細長い体をもつミミズだ。

昨晩の観察。カブトムシはまだだけど、コナラの樹液にコクワガタのオスとメス、ノコギリクワガタのメスがいた。オオゲジもいてギョッとする。ハナムグリも初めて見た。

ゲンジボタルも初見。ヘビトンボ?の交尾も観察することができた。

そしてミミズは虹色の構造色が美しい20㎝足らずの幼体が1匹。ここ数日、似たタイプを別の川でも複数観察している。きっと彼らの季節、なのだろう。□〈若林〉

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