今日は晴れ。強い南風が吹いています。魚が釣れそうな風です。 今日は川に出ないまま、夕方になってしまいました。 ログ・サーモンがいつやってくるか、確認したいのですが・・。 ちなみに2018年には3月7日には来ていましたから、もうすぐだと思うのですが。
さて。 1週間ほど前から、生体まで飼いはじめた川ミミズ観察。 そのなも「トランスルーセント川ミミズ」です。 このミミズこそ、私が孵化させた卵胞の生みの親だと思っているのですが、果たして‥。 最初の一匹は夜中に抜け出して干からびて死んでしまったので、今は動きの活発化する夜間だけビニールを張っています。 こんな感じ。左側に見える一筋は、ミミズが這った跡でしょう。 当初は観察最優先で泥砂を入れてませんでしたが、居心地が悪いから動き回るのかもしれないと、現地の泥土を採取してケースの底に1㎝ぐらい敷いてみました。するとスルスルと潜って行きます。 ところで。 今日はヒルのような、プラナリアのような、ミミズのような、よくわからない全長1㎝ほどの虫が泥土の上を這っておりました。 こいつです。 ウネウネと寄生獣のミギーのように形を変え・・ 細く伸ばしたほうを今度はすぼませ、太くしていたほうを細く伸ばしたりしながら形を変えていきます。 顆粒のようなものが、頭部から腹部と思われるところにありますね。尾部と思われるところは透明感があります。 だいぶ伸びます。とりあえず泥土の上に戻しておきました。 幼体を飼っている「ミミズテラリウム」は植木鉢の皿のようなものを下に2枚重ねて高さを保っているのですが・・どうやら成体の「トランス」は、そこが気に入っているようで、また隙間に入り込んでいました。 透明感が増したような・・食べていないのだろうか・・。 尻尾の先端は、このように少しクリーム色になってます。 ホタルミミズみたいに発光しないかと思っているのですが、どうでしょう・・。 本気を出すと(?)これぐらい伸びます。ケースは一辺が8㎝弱ですから、7㎝ぐらいはありそう。 環帯がしっかりあります。ただ、すぐに卵胞を産む感じではありませんね。干からびて死んでしまったやつは、環帯が膨らんでいて、それが卵胞となりそうにも見えたのですが、残念でした‥。 泥砂に戻すとスルスルと潜っていき、このように尻尾だけ出しています。 しばらくしてからまた覗いてみると・・。 やはり少しだけ尻尾が出ています。 いや‥尻尾ではありませんでした。 いつの間にか、頭を出していたようです。そして観察していると、明るさを嫌がっているのか、そのままバックして戻ればよいものを、少しずつ泥砂の中から抜け出してきました。 ぐんぐん出てきます。 ただ、面白いのは、この状態になっても決して尻尾を出しきらないこと。この状態で突いたら、また元の穴に引っ込んでしまうのか?‥刺激してみたい欲求にかられましたが、もう少し様子をみます。 ちなみに尻尾を元の場所に戻して、頭で次のとっかかりを見つける行動は、フトミミズ科の川ミミズでも観察しています。 この写真は、結構な流れの中、尻尾を石の隙間に固定させながら、頭を伸ばして次のとっかかりを探しているフトミミズ科のデカいやつです。 体を伸ばしきった「トランス」は、ケースの壁との隙間にとっかかりを見つけたようです。 そして頭を入れると、まるでゴムをピーンと張ったように体を伸ばしきったのです。さて、どうなる? ‥と、ここですぐ横にある「ミミズテラリウム」で何かがガサゴソと動きました。 カワゲラが脱皮しそう‥。カワゲラの脱皮も一瞬なんですよね。 そして目を「トランス」に戻すと‥。 もう尻尾しかない!! 目を離したのは5秒ほど。 その間の瞬間移動です。 おそらくピーンとゴムのように張った体を一気に縮ませて頭の方の穴へ潜り込んでいったのでしょう。 川底の石の裏で川ミミズを探していても思うのですが、ミミズは体の周囲を土や砂などで囲まれていると、驚くほどの速さで移動できるのです。 それにしても一瞬だった…。 せっかくなので「ミミズテラリウム」の様子も少し・・。 葉と葉の間に、このように集まります。 彼らにとっては条件が良いところというのが確かにあるようで、てんでバラバラではなく、集中して同じような場所に集まる傾向が見られます。 卵胞から生まれた時と比べたら、だいぶ大きくなったのですが、まだこれが何になるかはわかりません。「トランスルーセント川ミミズ」なのか、「オレハチ」なのか、また別川ミミズなのか? なんとか一周、生活環を観察したいと思ってはいるのですが、それもあと数カ月でしょう。 物の本によると、ミミズは低温よりも高温に弱いのだそうです。 夏場の事務所の暑さときたら、おそらく耐えられないのではないかと思うのです。 それまでに何とか手がかりが見つかるとよいのですが。〈若林〉□
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