「まっ直ぐに本を売る出版社たち」フェア開催中

現在、三省堂神保町本店で「まっ直ぐに本を売る出版社たち」フェアが開催されており、RIVER-WALK社の『RIVER-WALK First Issue』が選書されております。

「まっ直ぐに本を売る」・・・とは？　と思われた方がほとんどかと思いますが、「書店と直取引をしている出版社」となります。副題には「注文出荷制版元」フェアとあります。

一般的に、本の流通には、出版社と書店の間に「取次」と呼ばれる本の問屋さん（のような存在？）が入り、バーッと広がっていくのですが、弊社RIVER-WALKは、一部を除き取次さんを介さずに書店さんと直接の取引をすることによって販売をしております。

取次を介するのと介さない直取引（注文出荷制）とで何が違うのかといいますと・・・

取次を介した流通の場合、本屋さんが注文をしようとしたしないに関わらず、取次さんが予想を見立ててバーッと本を出版社から全国の本屋さんに送り届けるんですね、ざっくり言うと。

一方の直取引（注文出荷制）は、本屋さんが「あ、この本いいな。うちに置いて売ってみたいなー」と思わない限り、棚に並ぶことはありません。

なので、とてもざっくり言うと、取次を介した流通に比べて、置かれている本屋さんは限られている、というわけです。

逆に考えると、その本屋さんに置かれているということは、本屋さんが「仕入れたい」と思って注文をした結果、ということになります。言ってしまえば、注文出荷制の本が本屋さんに並んでいる時点で、その本は本屋さんに「どうですかこの本？　よくないですか？」とおすすめしてもらっているような、そんな意味合いがあるんです。

『RIVER-WALK First Issue』を発売後、いくつかの書店や釣具店さんを回って、どのように置かれているかを見てきたのですが、出版社にとってみれば、置かれている時点で「お目にかけていただいてありがとうございます！」ってな感覚なわけです。

そんな売り方を試みている出版社の本が並んだフェアが、神保町の三省堂で開催されてます。普段、本屋さんではあまり目にすることの多くない本もたくさん並んでいます（RIVER-WALKはその典型）。

きっと、よき本との出会いがあるかと思います。

ぜひ、この機会に足を運ばれてみてください！□

（フェアの棚は２F下りエレベーターのすぐ近くにあります。裏面にも並んでますので、ゆっくりとご覧になってください）