早いもので、2016年も最後の一日となりました。

今年も釣り雑誌の編集に明け暮れた一年でした。

海のルアー釣り専門誌『月刊SALTWATER(ソルトウォーター)』(地球丸刊)では、お仕事をいただいて4年目の今年、「釣り道具にこだわる」というコンセプトでリニューアルを果たすことができました。2017年も、どんどん進化する釣り道具とともに、雑誌の内容も常に鮮度よく変化させていければ・・と思っています。同時に、時代が移り変わっても不変である釣りの本質的な魅力を。それを探して上手に伝えることを目標に、今後も大切にしていきたいと思います。

また、今年は自社初となる出版物を刊行することができました。

このブログでもたびたび紹介をさせていただいている渓流釣りの雑誌『RIVER-WALK First Issue(リバーウォーク)』です。

「川時間の釣り歩き方」、「釣るだけじゃない釣りの話」など、謎かけ問答のようなテーマを設けておりますが、ようするに、釣りの魅力って、魚を釣っているその瞬間だけではない、ということを伝えようと努めた一冊です。もちろん魚とやり取りをしている瞬間が楽しいのは言うまでもないのですが、釣りの楽しみはそれだけではなく、たとえば釣り場できれいな花に出会った、カモシカの足跡を見つけた、カケスの声を聞いた、くぐもったせせらぎの音色が好きだ、なんて美しいヤマメなんだ、空気までグリーンになる新緑のトンネル、朽ち落ちた古い釣り橋、けもの道・・。もちろん、同行した友人とのたわいもないかけあいや、ひとりで川を歩いているときの緊張感も。前夜にわくわくする気持ちや、釣りを終えて温泉で身体を伸ばす快感、まんねりな徒労感すらもそう。

そんな釣りを取り巻く色々な「良さ」を、どうにも心地よい渓流という自然に舞台を借りて、伝えられたらなぁ・・と編んだ一冊です。

こちらは一年に一冊のペース。2017年は夏~秋をめどにVol.2の発売を目指します。

 

釣りを取り巻く色々な「良さ」といえば、それをとても上手に言葉で表現し、自分たちに伝えてくれていた、釣り人でありルアーデザイナーの楠ノ瀬直樹さんが、逝去されました。

釣りの良さ。

言葉で伝えるのは簡単なようで難しいと思っています。

でも、釣り雑誌を作っている身である以上、釣りの良さを言葉で伝えることも、常に目指していきたいと、そんなことを思うこの頃です。

 

本年最後になりますが、お世話になりました皆さま、そして雑誌を読んでくださった読者の皆さま、ありがとうございました。

よいお年をお迎えください。

 

RIVER-WALK代表 若林 輝(いつも当ブログを書いている本人です)

sake