今日も予報最高気温は35℃。厳しい暑さが続いている埼玉南部です。
近所の川ではオイカワが産卵期を迎えています。

大型のオス。これまであまり気にしていなかったのですが、大型のオスは、ずいぶんと広い範囲をナワバリとして意識しているような気がしました。
サケやニゴイが私の産卵行動観察の基本になっているのですが、彼らと比べると体長でも1/3〜1/8ほどと、ずいぶんと小さなオイカワですが、大型のオスが意識しているナワバリは、遜色ない気がしています。産卵に適したスポットをいくつかまわりながら、そこに侵入してきた他のオスを追い払おうとしているように見えます。
今年はオイカワの大型のオスを中心に、夏の川を見て見たいなーと。そんなことを考えています。アユだったりニゴイだったり、ナマズだったりコイだったり、サギ類だったりカワウだったり。そんな生きもの同士の関係性ですね。産卵後に息絶える個体もいるのでしょうか。見てみたいです。

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