今日は寒い一日でした。 とはいえほとんど事務所作業ですが・・。 海のルアー釣り専門誌『月刊ソルトウォーター』の編集作業が佳境を迎えつつあります。 さて。 そんな本日ですが、やはりご紹介しておきたいのが、発売したばかりの渓流釣りの本『RIVER-WALK Vol.3』について。 今号で3冊目となるわけですが、毎号のように誌面に入れておかねば・・と思いつつ忘れてしまっている文言があります。それは・・ 「ガバッと開いてご覧ください!」 ということです。 『RIVER-WALK』シリーズは、3冊ともに、平綴じ製本に強化糊を採用しております。 雑誌って、なかなか見開きの写真があっても真ん中が開けないことでありますよね。そのジレンマを解消したく、強化糊でガッチリと糊づけしています。そのぶん接着面を少なくできることにより、ガバット開くことができると・・。そんな作りとなっております。まるで低レジンの釣り竿のような作りなのであります。きっと・・。 ここまで開きますので。 手で押さえる必要もないので、読みながらモルトグラスを傾けることだってできちゃいます。 これはVol.1でも同じ。 Vol.2でも同じです。 美しい見開きを存分に味わってもらいたい。 そんな思いで強化糊!・・なのです。 あと、今回もまた表紙はマットコート+ザラザラ紙を採用。頬ずりしたくなる・・ほどではありませんが、心地よい手触りを実現しております。 少しずっしりくる重さもイイ感じ。 「川時間」というおぼろげなテーマを掲げての3冊。 実際のところ、作っている私自身、「川時間」の実体はつかめていないのですが、少しずつ、その断片を集めてまとめることで、見えてくるものがあるのではないかと・・そんな思いを抱いています。 ですので、ぜひ、Vol.3から手に取っていただいた皆さま、バックナンバーもまだまだ在庫はございます。併せてお楽しみいただけますよう、よろしくお願いいたします! ・・と、気になってアマゾンを覗いていると・・Vol.1、Vol.2ともにカート落ち・・(販売営業努力の足りなさからくるものではありますが、中古で3,500円越えとなっておりました)。 ですが在庫はまだまだございますので、ぜひお近くの書店さんや提携釣具店さんにご注文をいただけますよう、よろしくお願いいたします。 3号で繋がっている記事もございます。 本山賢司さんのイラストレーション・ストーリー『川と森の掟』。ウィスキーとか焚火とか、ちょっと不思議な話とかが好きな人は必見です! 実は今回のVol.3で最終話。3話完結となっています。1話ずつでももちろん楽しめる内容にはなっておりますが、最初から読んでみると、また違った世界を堪能できるかと思います。 鳥類研究者・西 教生さんの、拾った鳥の羽やカラムシの繊維で撒く毛鉤の話はVol.2とVol.3で繋がりがあります。 佐藤文紀さんのサクラマスの話は、北上川を250kmも溯上するサクラマスを追って、下流域・中流域・そして産卵場所の最上流へと旅する内容。こちらはVol.1とVol.3を続けて読んでいただけると、そのつながりがより鮮明に見えてきます。 その他にもいろいろとつながりが出てきました。 これが号数を重ねる楽しみなのか・・と、実感をしております。 ぜひとも、そんな味わい深い楽しみもしていただけたら幸いです。〈若林〉□
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