今日は晴れ。時折ザッと雨が降ってますが、気持ちよいお天気。 このところ出勤前に観察している近所の川のコイ。 コイことファットさんが、産卵期を迎えているのです。 こちらは潟でのハタキの様子。 このように卵を今にも産みそうなメスの後を数匹のオスが追尾して、草などに産卵・放精を行います。
川でも時折、バシャバシャとやっておりまして、水中カメラを沈めて待ちます。 ・・・1時間経過。 これもまあ、運みたいなところもあるのですが、どんな魚でもカメラを沈めてしばらくは、警戒して近寄ってきません。コイはそのなかでは気にしないほう。でも今日は全然来てくれません。 ・・と、そこに・・。 お! ハク(ボラの稚魚)の群れです。おそらく体長は2㎝ほど。自分の身体の3倍ほど進んでは5倍ほど戻される‥そんな繰り返しで上流へと少しずつ進んでいきます。 ハクが見れたから、今日はもういいか・・。 と、思ったその時でした。 まず一匹が通りすぎ・・ ターンして下流へと戻っていきます。 直後に2匹目がやってきました。 これも一度離れてから・・ また寄ってきて、結局ターン・・。舞い戻っていきました。 コイはいなくなりましたが、下流からはドシャバシャと激しいハタキの音が聞こえています。 どんどん‥どんどん近づいてきます。 1時間待ち続けた労に報いるように、コイの群れが近づいてきて・・ ついに、きたー!! 手前がメスですね。後ろのオスはやや興奮した動きです。 おぅ・・デカい! そして水面上から見ると、この巨大なメスの後方にメンズたちがわらわらと‥かなりデカい群です。これはスゴい絵が撮れる。 でかっ! そして赤っ! ち‥近っ!! そしてこの後、カメラに「ガコッッ!!」という激しい衝撃音が・・。ガッ、ゴゴッ、バシャバシャ‥!! うゎあっ!!(カメラが回転・・)
・・そしてハタキをするコイの尾ビレに強烈にはたかれたカメラが最後に写した画がこちら。 倒れたカメラのすぐ横を、往時の葛西臨海水族園のマグロ水槽のような巨大な群れが通り過ぎていきました。 無念‥。 ・・が! よくご覧になってください。岩の上部中央に、まさに今、産み落とされたと思わしき?コイの付着卵を写しこんでいるではありませんか! 近すぎるとは思ったんだよなー(これはハタキの群れが来る前の単独コイの写真)。 こんな尾ビレでパカーンッと・・。 事務所に戻ります・・(というか出勤します・・)。〈若林〉□
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