今日は晴れ。穏やかでやや暑い一日。 こんな日の夜は、オケラが良く鳴くことでしょう。 さて、そのオケラですが‥。 ここしばらく、近所の川&潟ルートでオケラを探していたんです。 一週間ほど前に泳ぐ姿は観ることができたのですが、ちゃんとしたオケラの写真を撮りたいなと思っていたんですね。 普段は地中生活のオケラですから、探せるとしたら田んぼか水路あたりでブルブルと体を震わせながら泳いでいる姿だろうと、田んぼや側溝、水路など、夜になるとオケラがジー……と鳴くあたりを中心に、探していたんです。 そのおかげでホウネンエビを見つけたり、意外にもダルマガエルとヌマガエルが結構いるなと気付けたりして楽しめてはいるのですが、やはりなかなか姿を観ることができません。 昨晩など、ポツポツと雨の降るなか、うるさいぐらいにジー……と鳴いているものですから、存在は感じられていたのですが。 そんな折、詳しい方に録音したオケラの声をお送りしたところ、「これ、クビキリギスじゃありませんか?」との返答が‥。 クビキリギスは過去に1度見たことがありますが、ちょっと苦手な類のつやつや緑のバッタ(キリギリスの仲間)。アゴがとても強くて嚙みついたまま体を引っ張ると首が取れてしまうことがあるから(ひぃっ!!)首切りギスなのだとか‥。やはりニガテです。何を隠そうバッタは総じて苦手なのです。 で、あらためて動画サイトにてオケラとクビキリギスの鳴き声を確認してみたところ‥。 どうやら私がカエルと混声合唱しているオケラだと思い込んでいた声は、クビキリギスのようでした‥。 で、オケラの声を動画サイトにて確認してみると、クビキリギスよりもくぐもったような、ジー……というよりもルルルルー……というような、でもやっぱりこれも聞きなじみのある声でした。 でもこのところ毎晩のように聞いている声は、どうやらクビキリギスみたい。ならばいつからオケラがクビキリギスにすり替わったのだろう…。 今年、オケラの初鳴きを感じたのは4月30日で、フェイスブックにはその時の動画をアップしています。それを改めて聞いてみると‥。 う~ん、クビキリギスっぽいー。 でも以前よく夕刻のナマズ釣りに川に行っていた頃に聞いていたのは、確かにオケラの声のほうだった気もしておりまして…。 いつごろすり替わったのだろう‥。 それにしても、比べて聞けば結構な違いがある両者。これを混同してしまうあたり、かなりテキトーな観察なのだなぁ‥と。 「オケラとカエルの鳴き声に包まれて、いやぁよい夜だなぁ~」なんて思いながらコンビニへの行き帰りに豊かな時を過ごしていましたのに、それが首がぶちっと取れてしまうクビキリギスだったなんて(ひぇ~‥)。 ここでいそぎ、本日の川歩きを。 まず潟の入口でウシガエルと遭遇。 田んぼにはひさびさにタヌキの足跡。 水路では干上がった小魚にメタリックグリーンのハエが‥。 エラブタから口を刺しこみちうちう‥。 白いチョウが息絶えておりました。 こちらは川辺で吸水するチョウ。 ウズラよりも小さな卵の殻も発見! 無事に孵った痕、なのでしょうか。 シジミの殻も確認。これで同じ水系の3支流すべてでシジミの存在を確認することができました。 人が近づいても逃げないカルガモ。卵を温めているのか? 怪我をしているのか? レンコン畑では、ハトが一心不乱にレンコンの種子をついばんでおりました。 ほとんど食べ放題。 そして最後にまたウシガエルを見つけて終了。 ホウネンエビのいた水路には、まだ水は残ってましたが、エビは姿を現しませんでした。ヌマガエルはおりました。 今宵はオケラの声を取り戻す夜としよう。そしてクビキリギスの姿でも探してみようか‥。〈若林〉□
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