今日は穏やかなお天気。夕方からは雨雲が湧くとのことですが、果たして‥。

6月中旬発売の『シーバスライフ』(つり人社)編集が大詰めを迎えておりまして‥じわじわと圧を己にかけているさなか‥ではありますが、事務所から5分の水辺へと観察に行きました。

その前に朝、少しだけ例のマッチョ虹色水生ミミズのいる川を覗いてみたところ・・

カラスが砂利底をついばんで、なにかを引っ張り出して食べていました。

トビケラの幼虫でなければ・・おそらくは水生ミミズ!

でもグッとこらえて後にしました。お仕事が一段落したらこの砂利辺に急行したいと思います。

さて。

あ、その前に・・

昨夕、ペリットを探しに少し夕方の散歩に川に行っていたのですが・・

モクズガニの残がいが目立ちました。

さて。

暑ぃ・・。このところ潟尻にずっといるウシガエル。

潟では小型のアオダイショウも観察できました。

さて。

あ、そうそう田んぼでは・・

死んだ(おそらく)モツゴがハエとモノアラガイに食べられておりました。

さて・・。本題へ・・。

観察しているのは、こんな田んぼ脇の側溝。

コンクリートのU字溝です。「潟」こと事務所前の三面護岸水路を私は小型の「疑似氾濫原」であるとイメージしているのですが、思えばさらにちいさなU字溝もちいさなちいさな氾濫原のようなものですね。しかも雨や田んぼからの水の供給がなければ1~2日ですぐに干上がってしまう水辺です。

泥が溜まっていて、少し前にはホウネンエビを観察することができました。干上がってしまって依頼、ホウネンエビは姿を見せておりません。その代わりに・・

このところ観察しているのがこちら。

ヌマガエルでございます。

ヌマガエルは元々東日本には生息しておらず、似た種類にツチガエルというカエルがいるのですが、そのわかりやすい違いはお腹の色だとのこと。白なら国内外来種のヌマガエル。まだらなら元々からこの地域に自然分布していたであろうツチガエル。そしてヌマガエルのもうひとつの特徴は、上の写真の右側のやつのように白い線が入っていること。でも白線がないヌマガエルもいるんだそうです。大きさはアマガエルよりも大きくトノサマガエルよりも小さいぐらい?

ちっちゃなヌマガエルはゴミを棲家に。

居心地よさそう。

ゴミムシダマシの類もおりました。

中には何者かに襲われ足を怪我したやつも。

すぐちかくのU字溝の泥にはイタチか何か、四足動物の足跡が残されていました。

イタチやアライグマだったら、かなりの脅威なのだろうな・・。

こちらのやつは・・ん?

モンシロチョウ食べているー!!

美味そうに食べるなぁ・・。美味いのかなぁ・・。

出したりひっこめたりしながら飲みこんでいきました。

満足そう(まだ少し羽が出てる・・)。

チョウに襲いかかった現場の痕。

周囲の草や泥に集まってくる虫たちをパクパクと食べているのでしょう。

そうそう。このヌマガエル。とても身体能力が高くて驚きました。

腹の色を確認しようとつかまえようとしても、すばやくてなかなかつかまりません。

イタチに襲われても、上手く行けば逃げられるのかも・・。

ちなみに小さいのを一匹つかまえ腹を見たところ、真っ白しろでした。ヌマガエルということになるのでしょうか。

水が数㎝残っているところはミジンコの類が発生していました。

こんな小さな所でも、食べる食べられるの関係がいろいろとあるのだろうな・・と感心してその場を後に。

その前に一カ所だけ、覗いて見ました。田んぼに突き出ている塩ビパイプを棲家としてるダルマガエルがおりまして、この田んぼのヌシ的な存在なのですが、そーっと覗いてもすぐにパイプの中に入ってしまうのでなかなか観察することができません。今日もすぐ頭を引っ込めてしまったのですが・・。

(※注 ↓閲覧注意です!!)

パイプの前に、なにかもやもやーっとしたものが・・。

以前もあったんですよね。ヌシのパイプの前にある鳥のペリットのようなもの。

意を決して観察してみると・・。

(※↓閲覧注意です!!)

なんと消化途中のヌマガエル!(写真を拡大して今気づきました・・)

いえ・・もちろん鳥が食べて吐いたペリットという見方もあるでしょう。

ですが私が思うに・・おそらくヌシのしわざではないかと思っています。

よなよな小さなヌマガエルを食べているのではないかと・・。

そして理由はわかりませんが、吐きだしているのではないかと・・。

 

気になります。また新たなテーマができてしまいました。

まずはヌシの撮影を試みないと・・。〈若林〉□

 

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