今日は晴れのち雨。事務所の中は相変わらずPC対応で16℃。寒いです‥。

さて。

このところは主にオケラとペリットを探しながら川散歩をしているわけですが、気づけばツグミがいなくなりましたね。そしてコガモも姿を消しました。マルタウグイが姿を消したのは、なかなか急激な出来事でしたから覚えてましたが、渡り鳥に関しては、気づけばいつのまにかいなくなっている、といった具合。

いてもいなくても、要するに自分が気になるかどうか‥なんですよね。

そういう意味ではオケラを探して見つけたホウネンエビの側溝も、オケラを探さなければ絶対に目をつけなかっただろういわゆるドブ。

昨日の様子。

すっかり乾いてエビもいなくなってしまいました。

気になれば気になったで、またひと目会いたくなりますね。

今日の午前中までは上の写真のとおり水がなくなっておりましたが・・

午後に入り、ポツリポツリと雨が降ると・・

田んぼから水が落ちて水位が復活!

すでにミジンコはピンピン動き回っておりましたが、ホウネンエビはおらず。

でも数日できっとまた姿を見せてくれるはずです。

楽しみです・・。

代わりにおりましたのは、こちらのヌマガエル。

このカエルも、オケラを探して目に入ったもののひとつ。このヌマガエルとアマガエル、そしてまだ鳴き声は確認しておりませんがダルマガエル(姿は確認済み)、それにオケラとが、夜になると混声合唱を楽しませてくれます。事務所から徒歩5分の贅沢な異空間。昨年はまるで気づきませんでした。

ペリットも、潟で先日、立て続けにふたつ見つけることができましたが、それ以来、まるで見つけることができません。でも今はとても気になってしまっていますから・・

こんなものや・・(青みがかった鳥の卵の殻?)

こんなものや・・フナとヤゴの一部?

こんなものや、

こんなものが、とても気になる存在に。

でもあれですね、ペリットはそうそうたくさん見つかるものではないのかもしれません。おそらくペリットって、他の動物や鳥にとっては「食べ物」なのではないでしょうか? 定かなことは言えませんが、消化途中の吐き戻しは、きっと食べ物としてすぐに利用されてしまうのではないか・・そんなことを考えています(ちなみに昨日田んぼで死んでいた小さなミドリガメも、もう今日にはいませんでした)。

事実、アリがペリットを利用しているのは確認していますから‥。

おそらく吐いてはいると思うんです。でもそれを見つけるには、何者かに利用されてしまう前に見つける必要があるのではないかと今は考えています。

で、ペリットを吐いた主ですが、おそらくは・・

こちらザリガニの殻と鳥の羽が入ったものはアオサギ・・

そしてこちらの粘液に包まれてカエルらしき骨とザリガニの殻が出てきたのはカワウかなーと・・。

でもいずれも吐きたてのほやほやでしたから、ちゃんと見つけることができたんじゃないかなと思っています。

思えば潟には、このところ、若いアオサギが増えました。

近くの道を通りすぎるトラックの音に驚いて飛び立つ若いアオサギ。

彼らの吐き戻しに、今後も注目をしていきたいと思っております。

潟上流の田んぼではカルガモの夫婦や・・

キジの夫婦がおりました。

かつてはとても気になっておりましたが、今はさほどでもなく、目の前を素通りしてく存在に・・。でもまた、なにかが繋がって気になる時が訪れるのだと思います。

潟にも見事なセンダンがあったことも、この春まで知りませんでしたし・・

2色刷りのコイがいることも‥。

自然から得られる情報は、どこまでも無限で、目に入るものはその時に気になっているものに限られているのでしょう。実際の存在はともかく、私にとって気になるかどうかで、その存在に気づけるかどうかは決まってくる。

そんな気がする今日この頃です。

最後に今気になっているものをリストアップしてみます。

・ニゴイの産卵行動

・マッチョな虹色水生ミミズ

・淡水シジミ

・ペリット

・ホウネンエビ

・キツネの足跡

・イワツバメの営巣

・泳ぐオケラ

・潟にくる2種類のコイ

・ナマズの産卵行動

こんなところ。

1カ月ほど前まではイバラドームやそこに棲むケモノや鳥、それにタシギしゃんがとても気になっていたのですが・・

今は藪が世界を閉ざしてしまいました。

なぜだかちょっと安心しつつ、少しずつ気になっているところの観察を続けたいと思います。〈若林〉□

 

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