今日はとても暑い一日でした。 昼から激辛ビーフカレーとハイボールを流し込んで釣り堀で鯉を釣ったら完全に夏を迎えた感じがしました。
さて。 このところ、ものすごく気になっているのがコチラなんです。 ヤマメとアマゴです。 「気になっている」ということであれば、いまにはじまらずいつだって一年中気になっている魚なのですが・・。 ちなみにどっちがヤマメでどっちがアマゴかわかります? というか、違いがわかりますでしょうか・・?
正解は上がヤマメで下がアマゴです。 違いは体に散らばっている赤い点の有無ですね。 ヤマメは無で、アマゴは有。 このほかは基本的に同じ。 なのでたいがいヤマメとアマゴは同じ種類とされています。
ですがこのヤマメとアマゴ、元々棲んでいる場所は違っていたようです。 非常にざっくりと描くとこんな感じ(北海道が・・)。 赤がアマゴで、それを取り囲むように緑がヤマメ。 ちなみにいま現在は、ヤマメもアマゴもあちこちに放流されてしまったので、この限りじゃありません。 昔はこうだった。という話です。
では、どれぐらい昔はこうだったのかというと、まあだいたい100年前ぐらいはおおむねこんな感じだったのではないかと思われます。
で、 ではいったい何が今そんなに気になっているのかというと・・ ズバリ、ヤマメとアマゴはどっちが先にこの世に誕生したのかってことです。
これはもう、1万年じゃ済まないぐらい昔の話なので、正しくは調べる術がありません。あれこれ昔の地形だったり気候だったり書物だったりを調べたうえで、想像するしかないんですね。
ある学者は、ヤマメが先だと言ってます。 かつては日本列島全域にいたヤマメのうち、瀬戸内海あたりに閉じ込められたやつらがアマゴに変わったのだと。 ちなみに瀬戸内海は氷河期には陸地だったみたい。 海底からナウマンゾウの化石なんかがたくさん出てくるそうです。 だからいまみたいに海として外洋とつながっているというよりも、湖だったり川だったりしてたわけですね、瀬戸内海は。 そのうちに、そこいらにいるやつがアマゴに変わったのだ、という説です。 ちなみに、そのアマゴの一部が琵琶湖に閉じ込められていまに至るのがビワマスと呼ばれているやつら、という説もあるのですが、ややこしいので置いといて・・。
それよりも、もう少し面白いのは、じゃあヤマメはどこからきたのだ?という話。 これについてはニジマスの祖先みたいなヤツが、かつてこれまた氷河期なんかには湖だった時代も長かった昔の日本海に閉じ込められて、そこでヤマメ(=サクラマス)になったんじゃないかと・・。外界から隔離されることで独自に進化するという考えですね。ガラパゴス諸島のように。
ところでこれはなんだと思いますか? ヤマメにも似てるけど・・ これはニジマスです。だいたい10㎝ちょっとぐらい。 小さいときは似てるんです、ヤマメに。
ちなみにニジマスの仲間でカリフォルニアの山奥に棲んでいるゴールデントラウトというやつも、かなりヤマメに似ています。アマゴにも似ています。釣ってみたいです。
本題に戻して。 ヤマメが先かアマゴが先か、という話ですが、私は実はアマゴが先なんじゃないかな~と勝手な想像をしています。 1時間も考えていると、そのうち20分に一度ぐらいはやっぱりヤマメが先かも・・と思い返したりもしますが、いまのところはアマゴが先なんじゃないかという考えを持っています。 こんなことを考えていると、1時間なんてアッという間に経っちゃうもんです。 なので通勤中の暇つぶしに最適!
ときにこんなやつに出くわしたりすると(赤どころか黒い点もないんかい!)、2時間ぐらいはアッという間なもんで。ペロリですね。
ちなみに体の点はイワナにもあります。 こちらチトやっかいで、白、黄、クリーム、オレンジ、柿、赤・・・と。 これね 考えだしてしまうとですね、電車は乗り過ごしているもんです。□
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