今日は曇りの埼玉南部。肌寒いのに部屋にはPCのために冷房を入れており、早くも寝袋にくるまらなければならないほど足が冷えてます。

さて。

昨日、都内多摩地区への取材があり、その前に少しだけ、取材地近くの川を歩いてきました。

川幅5mもないほどの小さな流れ。

これも武蔵野台地を刻む都市近郊河川と言えるでしょう。

ざっくり言えば、武蔵野台地は多摩川と荒川に挟まれた台地と言えるかと思いますが、普段私が観察している川は荒川側から台地を刻み込んでいる川、対してこちらは多摩川側から台地を刻み込んでいる川、というわけです。

なのである意味、相似した川とも考えています。

川辺はきれいに刈り込まれていて人の往来もあり犬の散歩などもされてますが、所々にヤナギやクワ、それにエノキなどの木があり、ちょっとした生きものたちの隠れ家となっています。

そして、所々にこのような草が刈り残されている場所があります。

おそらくオオブタクサ。オオブタクサ自体を残す理由はないように思え、なぜなのだろう?と不思議に思ったのですが、ネットでいろいろと調べてましたら、どうやら川の生きものの隠れ家を残すための刈り残しのようです。

川にはアオサギやコサギ

それにたくさんのカルガモがいます。

カルガモはとても人との距離が近く、2mほどの距離でも平気で毛づくろいしています。

ほとんどがカルガモですが、一羽だけ、マガモのメスかエクリプスのオス?がいました。

身体の大きなカルガモたちに突きまわされアヒルの子状態‥。

アオサギがアカトンボをつかまえました。

このアオサギも人慣れしているのか、5mほどの近さでも逃げませんでした。

いい感じの小石が敷き詰められた砂礫底には‥

カワニナや・・

エビがいます。

湧き水を集めたと思われる流れ込みには・・

コケ裏にマッチョ系のミミズ。

別の流れ込みにはオレハチっぽいツリミミズ系もいました。

規模は近所の川の半分ほどですが、おおよそ似たような雰囲気を持っている川なので、機会があれば、色々と比較しながら観察してみたいと思います。

 

ちなみに事務所横の三面護岸河川、通称「ガタ」に、この秋初めてタシギを観察することができました。

泥をついばんでドジョウを食べていたようです。

タヌキの足跡も少しずつ増えてきました。

ガタ横に生えているセンダンがたくさんの実をつけてます。

川っぷち観察は楽しいです。〈若林〉□

 

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