一年に一度、楽しみにされている方も多いと思います。 『山釣りJOY2021』(山と渓谷社)が発売となりました! ドーンとインパクトのある表紙の写真は、水辺写真家の知来 要さん。夏・山・渓流・冷たい水・ぬるっとしたイワナ!…という気持ちよさがダイレクトに伝わってくる表紙ですね。釣り行きたい‥。 私は2本の記事の写真と執筆を担当しました。 まずは『超実践的!渓流ベイト入門』 渓流ベイトの先駆者であり、第一人者である、やまけんさんに、誰にでも簡単に、ひとりで渓流ベイトを始めることができるノウハウをレクチャーしてもらいました。 ちなみに私は渓流ベイト初体験。普段はスピニングタックルのルアー釣りで渓流を釣り歩くことが多いのですが、今回初めて渓流をベイトタックルで釣ってみて……思いのほかキャストがバシバシ決まることに驚きました。 スピニングで、まあだいたいこんなもんか・・ぐらいのキャストが決まるぐらいの経験は積んでいるのですが、そこから先ってちょっと本気に練習しないと上手くならないような気がするんですね。一辺80㎝の枠には入れられても、一辺30㎝の枠にはなかなか入らない・・みたいな。でも渓流の場合、一辺が80㎝なのか30㎝なのかで釣れる魚の量ってだいぶ違う気がするんです。そして私の場合、やまけんさんのレクチャーを受けて、いくつかの練習(投げる、というわけではありません)を地道に15分ぐらい繰り返したところ‥。なんと一辺50㎝ぐらいの精度にまで、あっという間に上達してしまったのです。 ベイトはトラブルもあって難しい‥というのは過去の話で、もちろんバックラッシュがゼロというわけにはいきませんが、スピニングリールを使っていても、ローターに巻きついてしまったりとトラブルはありますので、より難しいという印象はまるでありませんでした。キャスト精度を一辺50㎝にまで持っていくには、圧倒的にベイトに分があるのでは・・と思った次第です。 こんな道具で釣りをします。今は道具が進化しているので、3g前後のミノーやスプーン、スピナーもベイトタックルで投げられるんですね。 これ。上手く投げるために、めちゃくちゃ重要なコツの詰まったワンカット。詳しくは記事をご覧になってください。 クラシカルな道具もカッコいい! クラシカルでも機能は最先端、というモデルが出ているんですねー。 写真映えします。 良い感じ。 渓流ベイト、ぜひ記事を読んでトライしてみてくださいね。
そして、もうひとつ。近所の川への単独釣行・・というお題のもと、地元・埼玉の小渓流への釣行記も書いています。 題して‥ 「碧き渓へ、珈琲を飲みに」 シャレオツなタイトルです。 私の場合、魚は1~2匹釣れれば満足してしまうぐらいの釣りなのですが、魚が釣れるだけでは満足できない性質(たち)でして‥。 最近は沢水や石清水をろ過して、その水を沸かして挽きたての珈琲をいただく、なんて楽しみ方も副菜として加えております。 今回は、アイスコーヒーを飲むために氷も担いで渓流へ。 最高の一杯でした。 思いのほか、美しいヤマメや小さなイワナも釣れて、鹿の骨だったりミゾゴイの羽だったりカナヘビやアズマヒキガエルやフトスジミミズ‥など小動物にも会うことができました。
今号も、とてもボリューム満点の一冊です。 『山釣りJOY』を読むといつも思うのですが、とにかく「損はさせませんから!」的なサービスがものすごく詰まっているのです。源流へのドキュメントあり、ご近所フィッシングあり、オイカワのフライフィッシングあり、SUPと、さまざまな釣行レポートを楽しみつつ、装備や道具立てなんかも学べてしまい、読み物も充実(知来要さんの「木曽谷のアマゴ」や戸門秀雄さんの「川人語り」、佐藤成史さんの「渓流釣り場の未来予想図2021」などなど、じっくりと時間をかけて読んでみたい記事がおさまっています)。シングルガスストーブのカタログページも。 とても一日や二日では読み切れない内容。釣りに行ってはまた開き、いろいろと刺激を受けてはまた渓流へ。 『山釣りJOY2021』ぜひ、楽しんでくださいね!
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