今年の1月より続けております川ミミズ飼育プロジェクト、通称「ミミ活」でありますが‥

紆余曲折ありながらも、まだ続けております。

本日はその中間報告を少し。

4月19日現在、トランスルーセント川ミミズの成体を1匹と、卵胞から育てた謎の川ミミズ(現在2㎝ちょっと)が7~8匹。それを上写真のクリアケースに入れて飼っております。

大きな変化としましては、まず卵胞から育てた川ミミズたちが、あまり日中に姿を見せなくなってしまいました。日中、砂土の中に潜る割合が増えた、ということです。

これまではあまり砂土には潜らず、ケヤキやエノキの腐った葉を食べている様子が日中でも観察できたのですが、その姿がほとんど見られなくなってしまいました(本日は1匹だけ見ることができました)。

おそらく‥なのですが、食べ物が変わってしまったのではないだろうかと‥。

これまではコケや腐った葉っぱの上に這っている姿を良く見たものですが‥。

と、同時に、水替えのために週一ぐらいのペースで訪れている湧水場にも、水の中に没している落葉がだいぶ少なくなってしまいました。

もしかすると、三面護岸の側溝である湧水場の生きものたちにとって、晩秋の大量の落葉はボーナスだったりするのではないか‥なんてことを思ったりもしました。

カワニナ、カワゲラ、そして川ミミズにおそらくミズムシやヨコエビなども腐った落葉を食べていたと思うんですよね。

今は、だいぶ見た目きれいになってしまった感じです。

つい、先週の様子です。

不思議なことに‥いや、不思議なことでもないのかもしれませんが、卵胞を見つけた場所をさらっても、私が今飼っている川ミミズらしきミミズは出てきません。生体の「オレハチ」や「トランスルーセント川ミミズ」やその他のミミズが2~3種ほど出てくるのですが、小型の川ミミズが出てこないのです。

飼っているミミズたちと同じやつを自然下で見つけることができれば、その周囲にある何かを食べているということでしょうから、考える糸口になるかと思うのですが、見つけることができません。

ただ、葉をあまり食べないのだとすれば、他に食べ物といったら砂土の中にあるものしか想像がつきませんので、砂土を少しだけエサ代わりに入れています。

ただ、この砂土がまた問題で、ごそっと採取したままケースに入れてしまうと、なんだかすぐに水が悪くなってしまうんですね。なので、何度か採取した砂土を、お米をとぐように洗ってから持ち帰るようにしています。そうすると水は悪くなりません。ですが、ミミズの餌となる有機物も一緒に洗い流してしまっているのではないかと不安です。

ですが、今のところは砂土に潜った川ミミズたちは元気なようですし、週に一度の水汲みの際に少なくなった唯一私が知っている餌である落葉を集めてこようかと思っています。

今もまだ、先は見通せてはおりませんが、すでに3か月半ほどは飼育できているので、なんとか暑い夏を乗り切れれば、生体にまで育てることができるのではないかと目論んでいます。

この謎の川ミミズ、おそらく高い確率で「オレハチ」か「トランスルーセント川ミミズ」だと思うのですが、もう少し成長すれば、それを突きとめることができると思うのです。

まあ、それをしてどーなる?というわけでもありませんが‥。

もう少し様子を見てみたいと思います。

 

追伸 最近、ケースにヒドラが増えて困っています。どんどん分裂しています。〈若林〉□

 

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