さて。昨日に引き続き、本日も2度目のブログアップ。

もはや使命感ですね。誰にも求められていない使命‥。

今日は14時半に現地入りしましたが、おりました。カワウが2羽、休憩していましたが、ひとり狩りを続けるアオサギです。

オイカワの背後から低い姿勢で忍びよる得意のスタイル。

バシュッと。この時、首が伸びるのに連動しているのか、ウイングが開くんですよね。体勢のバランスを整えるためなのかもしれません。

残念ながら失敗。

その間にコサギが舞い降りて‥

でっかいオスのオイカワをキャッチ。

再び、得意の体勢から・・

さらに低く! 初期よりも角度が付いてきている気もします。

こうなると完全にフィッシュウィンドウ外にあるのではないでしょうか?

ウイングを広げて首を伸ばす!

オスのオイカワをキャッチ!

いただきまーす。

今度はやや苦手?な斜め下流へのアプローチ。

コサギゆずり?のジャンピング。

失敗!

けっ!

今度は得意なアプローチからダッシュ!

瞬膜を閉じながら顔を横に向け、角度を稼ぐ。

そしてデカいオスのオイカワの狩りに成功。

んぐぐ・・。これ、喉を動かしているのではなく、オイカワがノドで暴れているのです‥。

さらに飛び込み。

今度は成功。

これは銀色のおそらくメスでしょう。

さらに低い姿勢から・・

ガルウイング!

見事にオスのオイカワをキャッチ。

やはり狩るのはオスが多いですね。

ここまで、

オス3尾

メス1尾

コサギがオス1尾

そして最後に今日も見せてくれました!

つがい狩り!

やはりオスが先。

これはオスを狙っていて、メスも偶然捕まえることができているのか。もしくはオスメスが重なった瞬間、たとえば抱卵・放精の瞬間などはオスがメスの上に重なり合ってその場でブルブルと震えますから絶好のチャンスです。

アオサギが狩りを重ねるにつれ、そのタイミングを学習してきているのだとしたら、とても興味深いことです。つがい狩りの数は、だんだん増えていくということもあるんじゃないでしょうか。狩りが洗練されてくる、といったことがあるような気がします。

2尾同時に飲みこもうとして・・

メスが落下!

でも慌てません。まずはオスを飲み下し・・

じーっと眺めて・・

そっとついばむようにメスをキャッチ。

ハシボソガラスが黒川虫を食べる際にも感じることですが、クチバシはとても繊細な加減がききます。一気に突き刺すように捕らえるかと思えば、そっとさいばしで豆をつまむように使うこともできます。

今日の観察も

・オスが多く狩られていること。

・つがい狩りの場合はオスが先に捕らえられていること。

この傾向を強化する結果となりました。

あと、おそらくですが、アオサギの狩りはローライトでこそ有利に成立するのでは?と思う節がしばしば。狩りの成功にはムラがあり、今日は小雨が降り始めた瞬間に連発して狩りを成功させておりました。

それにしても、いつまでオイカワの産卵は続くのでしょう? そしてちょっと気になっているのは、オイカワの産卵が終わったあとの、このアオサギの狩りです。

産卵が終わってしまえば、この瀬からは離れてしまうのでしょうが、次の獲物はアユなのか? それとも隣接する田んぼのカエルなのか? はたまたバッタの類なのか?

もうしばらく追いつづけてみたいと思います。〈若林〉□

 

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