取材もあって、ひさびさに渓流の流れる森へ。 今年は一気に秋がきた、なんて言われますが、そんな季節の移ろいを感じた川歩きでした。 カツラの巨木。甘い落葉の時期、ここに居たい。 ケヤマハンノキでしょうか。このまだら模様が好きです。 どの川の林床にもやたらと多かったのは、このツリフネソウ。 オトコエシの密をシェアする蝶と蜂。 ミズナラも青々としたドングリをたくさんつけてました。 ミズナラの葉の上にあった桃色に透き通る蝶の卵? ‥かと思いきや、詳しい方に「タマバチの虫こぶ」であると教えてもらいました。 植物の一部を変異させて幼虫が暮らすための部屋を作るのだそう。植物によって、色や形が様々なのだそうです。虫の不思議さはどこまでも深いのです。 まっしろいカイコのような毛虫はアゲハモドキの幼虫のよう。なんでも毛のように見えるのは体から分泌するロウのような成分なのだとか‥。またしても深い淵をのぞく。 川には置き忘れてきた夏の名残のようなものがありました。 新しく手に入れたHUNGRY BEARのラバーネットをフレームに、やや色づいたイワナをパチリ。 季節のめぐりをギュッと凝縮したような一日でした。〈若林〉□
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