本日、2度目のブログアップとなります。 本日は日中より雪が舞う、寒い一日。 朝方も冷たい小雨が降っていました。春のローライトコンディション。 事務所の横を流れる三面護岸水路、通称「ガタ」にて、それを目撃したのです。 ん! おお、ガツガツ食べている! オオタカです。模様から成鳥なのでしょう。大きさはカラスと同じぐらいか少し大きいぐらい。一度、気づいてからカメラを取りに行き、戻ってくるまで7〜8分ほど。川辺で食べ続けておりました。最初に目撃した時、すでに羽根はだいぶ散っていましたから、その前から食べ続けていたのだと思います。 5m横には通路があり、人が普通に往来しています。その横でガツガツと・・。 思えば私が川っぷちの生きもの観察を始めたきっかけも、小雨降るローライト時に観たオオタカでした。その時の様子は過去ブログでも見ることができますが、発売中のヤマケイ新書『川っぷち生きもの観察記』に詳しく書いていますので、ぜひご覧になってくださいませ。ちなみにその時のオオタカは幼鳥で、獲物はコサギでした。 さて。オオタカが去った後、残された羽根を観察して観ますと・・ 腸管の一部が見えますね。 美しきメタリックグリーンの翼鏡も。 そして特徴的なこの部分。そう、犠牲者は・・ コガモのオスでした。お尻のあたりの羽ですよね。 ガタにはコガモがたくさん、タシギも珍しく4羽もいました。渡りの中継地なのかな? 曇天などローライト(薄暗い)時は、普段とちょっと違った風景が拝めるものです。 そんなことも期待して、所用で銀行へ向かうついでに、せっかくなので川横の田んぼを通って行きました。 田んぼにはキジがやたらたくさんいました。オスメス合わせて15羽ぐらいはいたでしょうか。まだ水の張らない田んぼで何かをついばんでいました。 メス。 驚いたことに、こんなにまとまって。 養鶏場のようでした。 水が溜まった田んぼ脇にはマガモとカルガモもたくさん。 用水の脇には・・。 シマヘビ。頭が白くなっています。何かに挟まって溺れてしまったのでしょうか? そして川にはコサギの群れも。増水で濁り、マルタウグイの姿は確認できず。でもきっと多勢上ってきているのでしょう。 そしてこちらも。今年初めて。ニゴイの死骸です。70センチを超えていました。裏側の眼球は食べられていました。 例年、この時期はよく死骸を見るのですが、今年は初めて。 このサイズの産卵行動は迫力があっただろうな・・。 そんな春のローライトな川っぷち観察でありました。〈若林〉□ 【お知らせ】川辺の自然観察をまとめた一冊、『武蔵野発 川っぷち生きもの観察記』発売中です!(アマゾンの販売ページはこちら) |