ダイワ(グローブライド)のウェブサイトで連載をしている『リバーウォーク・ストーリー〜川と釣りと…』の最新話がアップされました!

今回のタイトルは『川と釣りと転がる石と』。その前編となります。

すぐ読みたい方はこちらをどうぞ!

長野県の千曲川で今も続くウグイ(ハヤ)の伝統漁法「つけば漁」を紹介しながら支流の釣りも少し楽しみました。

「つけば漁」とは、ウグイの産卵床を人工的に作り上げることでそこでの産卵を促し、集まってきた親魚を捕らえる漁のこと。「つけば」とは「種付け場」からきているんですね。

「あげかわ」と呼ばれる「つけば」。

「つけば」の内部にはウグイが産卵しやすい環境が整えられます。

漁獲されたウグイ。産卵期のため鮮やかな婚姻色が出ています。

産卵修正を利用した漁といえば、この連載でも過去にご紹介した新潟県大川で行われているサケの「コド漁」が思い出されます。つけば漁もコド漁も、魚の習性を知り、魚が利用する環境を作り出すことで呼び寄せ、捕らえるという点で共通しています。漁師さんの「伝統漁を残したい」という思いにも共通するものがあるように感じました。

(コド漁についてはこちらをご覧ください)

漁や「つけば料理」については後編となりますが、今回の前編からお楽しみいただけると幸いです。

こちらからご覧ください。

川と釣りと 転がる石と 前編

バックナンバーはこちらです。

Vol.1 川と釣りと骨酒と

Vol.2 川と釣りと村上鮭と

Vol.3 川と釣りと釣り場管理と

Vol.4 川と釣りと交差する生き物と

Vol.5 川と釣りと、そこに分け入る釣り人と

vol.6 川と釣りと変化する風景と

vol.7 川と釣りと底質と

vol.8 川と釣りとなまずの里と

vol.9川と釣りと好きなものと

vol.10川と釣りと思い出と

vol.11川と釣りと伝統漁法と

vol.12川と釣りと大好きな魚と

vol.13川と釣りとサクラマスと

vol.14『川と釣りと丸い斑紋と』