等圧線が年輪のように縮み、北風に落ち葉がカサコソと。 寒い季節に思うのは北方で、吉村昭の『間宮林蔵』から、松浦武四郎を書いた花崎皋平の『静かな大地』へと繋げて読んでいく。 厳しい地へと足を運び、そこで得た知見をひとつひとつ記録しては持ち帰る。
自分だけが知った事柄を、大切に持ち帰っては整理して、人に伝える。
寒さと飢えと孤独と。それでも掻き立てる内からの心と。
My spirit won’t let me rest till then It’s a lonely longing
北方のフィールドワーカー。
(英文はゴダイゴ『Thank You, Baby』より引用) |