本日、12月30日で弊社も仕事納めとなりました。

今年も1年間、ありがとうございました。

今年の主なお仕事としましては、『SEABASS Life』(つり人社)4冊の編集ディレクション、会報『自然保護』(日本自然保護協会)6冊の特集ページ編集ライティング、ウェブコラム連載『リバーウォーク・ストーリー〜川と釣りと…』を3本、でした。

このほかに、山と溪谷社の『山釣りJOY』では新年の発売に向けて取材を行っており、現在編集作業中です。また、新年に発売となるテンカラ釣りの入門書の編集ライティングもさせていただきました。ほかにも色々とスポットのお仕事をいただきました。

心残りなのは、今年も自社出版を行えなかったことです。

出版不況の昨今、なかなかに高いハードルではありますが、新年こそは小さなホールドを運よく見つけられたなら、臆せずに指をかけてみたいと、願っております。

ただ、同時にリアルな話、従業員(私)の家族含めた生活をしっかりと立たせることが、なによりもの目標です。若い頃にぼんやりと(軽い憧れとして)イメージしていた、その場その場の勝負的な生きている実感のようなものは、近年、ヒシヒシと感じておりまして(笑)、それはそれで悪くない感覚ではあるのですが、私も今年で50歳。年を重ねるともう少し安定も欲しいかな、なんて贅沢な気持ちが少し湧いたりもしますが、まあ贅沢なのでしょう。

本年はお世話になった方が亡くなられた年でもありました。

本山賢司さん、澤田耕治さん。たくさんお会いできたわけではありませんでしたが、お会いするたびに甘さだけではない励ましのお言葉と笑顔をいただきました。ありがとうございました。

本日は何を思ったのか途中の仕事も投げ出して、急遽「事務所の仕事をもっと楽しく!」をテーマに、スペース確保のための本棚整理などをしてみたのですが、収拾がつかなくなりました…。あきらめてノンアルコールビールとつまみを買ってきて、YouTubeでふと、くるりの「男の子と女の子」を聴きました(ハナレグミバージョン)。

この歌の歌詞がとても好きなんですよね。男が女の子への愛しさを歌った歌に思えますが、二番ぐらいから、女の子に限らず愛しいものすべてに向けた歌のようにも聴こえてきます。

あなたの愛しいものはなんですか? 親、家族、友達、恩師、仕事、身近な自然、小さな生き物…。

 

好きだという気持ちだけで

何も食べなくていいくらい

愛しい顔を見せてくれよ。

 

素敵な歌詞です。

新年も愛しいものに愛されるよう、頑張ってゆきたいと思います。

RIVER -WALK 若林 輝

11月8日、柳瀬川の夕暮れ