だいぶ餌がなくなってきたので本日、2週間ぶりに事務所で飼っている川ミミズにムクノキの腐植を与えました。

だいぶ食べられ、葉脈ばかりの葉が目立つようになりました。

最初はこんな感じでした。写真がイマイチですが、なんとなく食べられた雰囲気はわかるかと思います。

こちらはもう2年生きているビッグマザーこと始祖ミミズから生まれた2代目ばかりを入れているケースです。そのうち2匹は、すでに成体です。ひさしぶりにふたを開けて、内側から観察してみると・・!!

わかりますでしょうか。右側の方に・・。

卵胞がありました! こいつが孵化すれば、3代目となります。この2週間の間に産んだのでしょう。

ムクノキの腐植を数枚足しておきました。

そしてこのケースの下に置いている、もう一つのケースも開けてみます。こちらにはビッグマザーこと始祖ミミズだけを入れています。卵胞から丸2年以上、飼っているミミズです。

いました! そして卵胞を一つ産んでいました。

それにしてもこのビッグマザーは、他のミミズに比べて水中に没していることが多いんですよね。他のミミズは基本的にケースの壁に貼り付けた腐植の間などにいることが多いのですが、ビッグマザーは水の中に浸かっていることが多いです。長寿を感じさせない充実のコンディション。果たして寿命はどのぐらいなのでしょうか・・。

環帯が膨らんで、次の卵胞も産み落としそうな雰囲気でした。

川ミミズ観察の当面の目標は、環帯を脱ぐように卵胞を産み落とす瞬間を見ることなのですが、それはなかなか高いハードルです。なぜなら観察するためには、ある程度の明るさが必要ですが、光を当てすぎると嫌がって、普段の暮らしを観察することができないためです。

そして近所のビバホームで水槽用ライトを衝動買いしてしまいました・・。

3900円ほど。すでに結構な投資をしています。裏側から当てれば透けて見えるかと思いきや、そこまででもなく、結局、表側から手で調整して当てた方が見やすい雰囲気。これならヘッドランプでよかった・・。

まだまだ考えないとなりません。

とりあえず口を開けているシーンをパチリ。思いのほか大きな口を持っているのです。象の鼻のような口です。

産卵も観察できると良いなー。〈若林〉□

 

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