12月23日(土)、いわゆるクリスマスのイブイブに、東京・曙橋近くの書店SAKANA BOOKSさんで開催されたイベント「君が好きだとサケびたい」に呼んでいただき、鮭トークをしてきました! 今回のイベントは、この秋に創刊となった魚100%の雑誌『サカナト』の創刊記念イベントでした。 『サカナト』。この雑誌で私は「都市近郊まちなか川っぷち生きものウォッチング」というコラム連載をしています。 ヤマケイ新書『武蔵野発川っぷち生きもの観察記』にも通じる都市近郊のまちなかを流れる川で楽しめる生きもの観察を綴っています。 編集者の方と色々やりとりしている中で、サケも大好きです!とお伝えしていたところ、ご興味を持っていただき、今回の登壇となりました。 学生時代に少しサケマスの生態学を勉強していた私、とはいえ専門家ではありませんので、「サケ愛好者」としてならば・・とお答えしたところ、それで良いのでお願いしますとのこと。 私の他にもう一人「マツコの知らない世界」にもご出演されたことのあるサーモン中尾さんがサーモンのお話をされるとのことでしたので、ならば私は鮭について、それも川に戻ってきた鮭について話をしようと思いました。 店内は鮭尽くし! Twitter(X)でもやりとりをさせていただいているイノウエダイスケさんの「針金さかな展示」や、北の大地の水族館館長である山内 創さんの水中写真展示、さらに魚屋天然堂さんによるど迫力のキングサーモン剥製展示など、店内は大好きなサケやマスでいっぱいでした。 イノウエダイスケさんの「針金さかな」。一筆書きのように針金を曲げて、サケマスそれぞれの個性を存分に引き出されていました。実にイキイキと群れを成して泳いでいました。 山内創さんの水中写真。光と陰を感じさせるセレクト。臨場感あふれる写真にグッときました。私は中でもやや水深を感じさせつつ、そこに届いた陽の光を浴びるヒメマスに引き込まれました。 魚屋天然堂さんの剥製。キングサーモン以外にもビワマスやブラウントラウトなどサケマスが多種展示されていました。これすべて、ご本人で釣られた魚だとのこと! お店のスタッフさんが選んだサケ関連本も充実。その中にはご無理を言って『RIVER -WALK』も置いていただきました(3月ぐらいまで買うことができるかと思いますので、ぜひお手に取ってみてください)。 さらにはサケは出ていないのにヤマケイ新書『武蔵野発川っぷち生きもの観察記』も! 『サカナト』や大好きな「サケ大変身クリアファイル」と一緒に並べていただきました。 そして鮭トークへ。 ニット帽の被り方が独特なこの写真、10年前に新潟県荒川で釣り上げた83㎝、6.4kgのオス鮭です。さておき、トークのタイトルは「川に還るサケの話」としました。「帰る」ではなく「還る」に想いを込めたタイトルです。 こんな感じにゆるゆると展開。 随所に釣果自慢を織り交ぜつつ・・。 川で産卵をして生涯を閉じるサケと、川に上るサケの現状についてお話をしました。 偶然見つけた昔の新聞の切り抜きを使ったり・・ ン10年前の学生の時に撮影した写真や動画を用いたりして・・。 土に還るように一生を閉じて「川に還る」サケについての話をしました。 質問コーナーでは、サケマスの産卵行動の観察タイミングを知るコツや、「サケとマスの違いはなんですか?」という私的に大好物の質問をいただきました。 「私にとってサケはサケでありマスはサクラマスなのですが、一般的ではないかもしれません・・」などという、とても伝わりづらい答えをしてしまいました(今、まだ発売中の『山釣りJOY2023』に「サケとマスとサーモンとトラウト話」という記事を書いていますので、ご興味のある方は是非そちらをご覧になってください!)。 サーモン中尾さんのお話は、さすがの面白さで、ぐいぐい引き込まれ、サーモンに一層の興味を抱くきっかけとなりました。特に「サーモンは味だけでなくストーリーも含めて味わってほしい」という言葉は、深く私の胸に刺さりました。 手に入れた紅鮭トート。 『ピリカ、おかあさんへの旅』。 そしてこちら!今回のプレミアムチケットの特典でもあった、きのしたちひろさんとSAKANA BOOKSのコラボ商品「サケ大変身マグカップ」も、イベントの終了と同時に販売となったタイミングで購入しました。最高です。 あっという間の時間がすぎ、サケグッズをいくつか手に入れ、SAKANA BOOKSを後にしたのでした。とても有意義な1日でした。
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