しばらくぶりのブログとなります。 ちょうど1年前のブログを偶然見て、フトスジミミズらしきやつがたくさん這い出していたなーと思い、昨晩、ちょっと様子を見てきました。 いましたいました。さっそくいました。長さは10㎝ちょっとでしょうか。春に見ることのできる「マッチョ虹色川ミミズ」とは、かなり雰囲気が異なりますが、この時期、この川で最も這い出しを見ることができるのが、このミミズです。 違う奴もいます。これも全長は10㎝以上。かつては同定も少し志してみましたが、なかなか難しく、最近はほとんど諦めています。 こんな感じで透き通った体が美しいですよね。 基本的に光を嫌がりますので、しばらく観察していると、川床上には見ることができなくなってしまいます。砂利や小石の下に潜り込んでしまうのです。 おそらく日中は砂礫の底に潜っていて、夜になると這い出してくるものと思われます。 気になっているのは、私はこいつらのどのようなシーンを見ているのか?という点です。 川の上の陸地から不慮の事故?により落ちてしまって、仕方なくここを徘徊しているのか? もしくは川で一生のサイクルを完結しているのか? 生まれは陸地だけど、夏場になると積極的に川に入ってくるのか? この辺り、謎は謎のままです。ただ、この瞬間の行動を見る限り、いやいやここにいるようには見えないんですよね。積極的行動と言いますか、不慮の事故ではなく、これが彼らの日常の一場面であえるように思えます。 川底では盛んに何かを食べているようにも見えます。私が期待している一つは、写真上に見られるヒゲナガカワトビケラの幼虫が作ったフィルターネットに引っかかった餌をせしめているのではないか?ってことです。ヒゲナガもこのネットに引っかかる小さな生き物や有機物を餌としますが、その近くに潜んで一緒に利用しているのだとしたら面白いなーと。 わからないことだらけの川ミミズ観察ですが、今年も時間を見つけて少しずつ観察を重ねていきたいと思います。 【お知らせ】 川辺の自然観察をまとめた一冊、『武蔵野発 川っぷち生きもの観察記』発売中です!(アマゾンの販売ページはこちら) ★RIVER-WALK Vol.1~Vol.3発売中です!★
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