京浜東北線の蕨(わらび)駅東口より徒歩4分のところに、ブックカフェがオープンしました。

その名も「しばしば舎」。

住所で言うと、埼玉県川口市芝新町8-13であり、「芝新町」の「芝」からの命名だそう。

はじめにブックカフェと書きましたが、お店には「アンテナブックス&カフェ」と書かれています。

「アンテナブックス」とは、まさにアンテナのように情報を受信・発信する場としていきたい、という願いから。

 

店内はこちら。

明るくてとても落ち着く、良い雰囲気です。

 

このお店は川口市にある出版社「ぶなのもり」の代表である小倉美保さんが、お仲間と4人で5月7日にオープンしたばかり。本の仕入れを小倉さんがご担当されているのですが、取り揃えている本がちょっと特別なのです。

何が特別なのか・・といいますと、「トランスビュー取り扱いの本がすべて置いてある」のです!

 

・・・と、言われても、わからない人も多いかと思いますが・・。

基本的にほとんど取次を通さずにトランスビューという出版社の直取引代行システムを利用して本を流通させている(主に)小出版社の本・・とでも言いましょうか。

・・・と、言われてみても、よくわからない人も多いかと思います・・。

かなりざっくり言ってしまいますと、あまり普通の本屋さんでは買えないような、それでいてかなり「波動の強い」個性的な本がたくさん置いてありますよ。・・といったところ(もちろん例外もあります!)

例を挙げれば、小社刊の渓流釣りの本『RIVER-WALK First Issue』など!

 

そうなのです。小社の本も置いてもらっているのです。

こんな感じにそれぞれの出版社ごとに本が網羅されてます。

あ、ありました!

まだ一冊しかないのに、社札まで(ありがとうございます!)

 

壁の棚にはジャンルごとにも並べられています。

「芸術と娯楽全般+語学」という棚にも入れていただいておりました。

 

企画棚では、企画・編集・撮影までほぼひとりで作られているというファッション誌『PLEASE』が紹介されておりました。

ジャンルは異なるとはいえ、よくもまあ、おひとででここまでのクオリティーを・・と、かなりの刺激をいただいて、一冊購入。

 

そして、お昼時でしたから、カレーとコーヒーもいただきました。

こちら1日10食限定のカレーです。たしかスリランカ・・だとお聞きしたかと思うのですが、心地よい歯ごたえのあるお米がまず美味。そしてカレーはそんなに辛くはありません・・が、食べているとなぜか汗がじんわりと・・というエネルギッシュなルー。とても美味しいです。私が入店したのが12時前でしたが、そのときにすでに私含めて4食が出てましたので、限定10食はあっという間なのではないでしょうか。11時半開店です。ぜひお早目に。

そしてコーヒー。

人のよいマスターが淹れてくれる苦みと酸味のバランスがほどよい一杯。

マスター・・ではありません! 本担当の小倉さんです。本日のコーヒー豆・・とありますので、日替わりになるのかもしれません。

 

本を見て、カレーを食べて、本を見て、コーヒーを飲んで、また本を見て。

満足満足・・と、帰ろうとしていたのですが、小倉さんに「本のPRをしてください!」と言われ、急きょ、『RIVER-WALK First Issue』をご紹介することに。

スマホをいじって準備する小倉さん。

「初めてなんでうまくいくかな~」なんて言いながら・・。

ライブ発信だそうです。

え、ら、ライブ!?

「もう始まってますよ~」

!!

焦りつつも、うまくまとまりもつかず10分も話してしまいました。

しばしば舎のFacebookページで2回に分けてアップされていますので、お気に止まった方は観てみてください(5月18日までスクロールしてください)。

 

店内いたるところに、芝がありました。

そんな隠れ芝?を探すのも一興かな・・なんて思いながらお店をあとに。

 

・・・と、大粒の雨が。

ちょっと雨宿りがてらに、またしても店内へ。

 

マスターと話していたら、昭和30年代の蕨駅前の写真を見せてくれました。

バスの形とかで、年代がわかるそうです。

左上に注目してください。

これ、なんだと思います?

 

実は竹竿にするための竹を干しているんですって!

このあたりは昔から、竹竿の産地だったそうで、よくある町の風景だったそうです。〈若林〉□