今日はとても過ごしやすい一日でした。ちょっと陽射しが強かったけど、やや湿った風がとてもよかった。

なんとか今月も『ソルトウォーター』誌の校了を終えることができまして、7往復して運び込んだ引っ越し荷物をああどう片付けよう・・と途方に暮れていたところ、近くに仕事で来ていたライターMさんが、新事務所に遊びにきてくれました。

とりあえずおつまみとノンアルビールで乾杯したりして、ちょっとだけ仕事の打ち合わせなどもして、いそいそと近くの川へ・・。

とりあえずテンカラでオイカワを狙ってみたりしたのですが、小指の先ほどの奴が食ってはくるが針がかりはせず・・。

あっという間に夕方に。

でも本当のお楽しみはこの夕方なのでした。

 

日中、オイカワのライズ(水面でユスリカなどのエサを食べるときにできる波紋)を探しながら歩いていると、ぶっといファットさん(コイ)に加えてシーバスとナマズの姿を発見。これはきっと・・・釣れるかも・・と。

 

釣りのプライムタイムは夕方にありまして。

ちょうど川向うの空がピンク色に染まるころ。

土手を行き交う人々のシルエットが

愛おしい日々の生活を感じさせ

その生活と隣接するもうひとつの世界を主張するように

コウモリがひらひらと飛び交う川面。

ウシガエルがボーボーと鳴く草むら。

楠ノ瀬直樹さんと釣りをした同水系。

一緒にナマズの本を作ったライターMさんと

やっぱりここは楠ノ瀬さんのルアーだろうと

ふたりとも飛豚73prop♪(ひぶたななさんぷろっぷ)を結んで投げました。

ナマズがバシュッと水面で何かを捕食する空気音が響き

しばらく夢中で投げ続けましたが反応はなし。

 

ややあきらめつつも、もう少しだけ深く潜る

これまた楠ノ瀬さんのルアー

チキチータ・バンビーノSL-Sを投げて引くと・・

ゴゴゴゴンッ!

 

 

やりました。

まっくろなナマズです。

 

ピンクバックのチキチータ。

そして・・

残照。

なぜか間に合った、という感じ。

 

しみじみとよい、夕まずめでありました。〈若林〉□

 

 

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