夏の終わりに岩手県の遠野郷へ行ってまいりました。 遠野物語で有名な遠野です。 北上山地特有の低い山々が連なる美景を流れる川へ。 ちなみに座敷童の出ると評判の宿にお世話になったのですが、願い叶わず・・でした。
こちらは道の駅で出会ったカッパさん・・。
その道の駅で手に入れたのが、こちら。 青首だいこんのようにも見えますが、これはかぶです。 暮坪かぶという遠野の一地域でしか産していないかぶだそうです。 なんでも美味しんぼで「究極の薬味」などと紹介されたらしく、知る人ぞ知るかぶなのだそう。
これをおろし金ですりおろして蕎麦のツユにつけて食べるのが、一般的な食し方だそうです。 現地でもいただいたのですが、とても美味しく、お土産にした一本を事務所で改めていただきました。 これを・・ こうして・・ すりおろし・・ 蕎麦は近くのスーパーで・・ じゃーん!
これがですね、かぶと言っても、やはり見た目通りだいこんっぽい食感なのですが、とても辛く、わさびのような一面も持っていたりして、でもやっぱりかぶのほろ苦さなんかも残っているんですね。 辛い、でも美味い、でも辛い、でも美味い・・の繰り返し。 そして鼻からはツーンとした爽やかな、だいこん+わさび+かぶの香りが抜けて・・。 やっぱり美味い!(でも辛い)
で、今回は1本の半分をおろしていただいたのですが、残り半分は、すりおろした暮坪かぶをアツアツのごはんにかけて、しょう油をたらっと・・。 これも美味い!・・・でも、かなり辛い。 ご飯の湯気でフワッとくる香りも手伝うのか、かなり辛みが勝った印象。そして苦味もあり・・これはやや上級者向きでした・・。
辛いけど美味い!・・な食材、もうひとつ宿からいただいてきました。 こちらです。 夕顔という冬瓜の仲間・・・ではなくて、 こちら。 夕顔の味付けにぴったりの唐辛子。これの青いほうをいただいてきました。 宿でいただいた一本焼きも風味豊かで美味でしたが、自宅では保存がきくように甘辛く煮つけることに。 ぐつぐつと・・。 こんな感じに。
これが、かなり辛くて、ひとかけらでご飯一杯イケてしまうほど。 そしてこれがまた美味い! 一気にたくさん食べたい気持ちと、辛くてたくさんは食べられない体が向かい合いつつ、いい汗をかいて新陳代謝もよくなる感じ。 ご飯の食べ過ぎに注意が必要です。
夏の終わりの遠野を思い出しつつ・・ 少しずつ。 辛いけど美味いけど辛いけど美味い・・を楽しみたいと思います。〈若林〉□
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