今日もとっても寒いです。 尻カイロが不可欠な日々。 ですがこのところ、以前よりも前を向いて歩けるようになりました。いや、上を向いて歩けるように。 鳥のおかげです。 さて、今日も昼休みのついでにウォーキング。ついでのトリ部。 気になっているのは、4日前に猛禽に食われてしまったコサギです。今日も対岸まで渡り、見にいきました。 ・・・と、その前に、遠目にカラスが一羽。川辺で何かをついばんでいます。 ここ数日で学んだことは、鳥たちの行動には意味があるということ。何気ない光景ですが、橋を渡って、カラスに向かいます。 近寄っていくと、怒ったようにガーとひと声鳴いてから、飛び立っていきました。カーではなくガーだから、ハシボソガラス。 近寄ると、やはり。 スマートさん(ニゴイ)が食われてました。 ここでカラスがニゴイを襲ったと見立てるのは早計で、おそらくは弱って浮いているのをつついたか、アオサギなどがつついたおこぼれにあずかったのか。 このニゴイの明日、も楽しみになりました。 さて・・・。 パッと見は一昨日とまるで変化なし。 でもよく見ると、わずかに残っていた肉片や、コサギが吐き出したと思われる未消化のウキゴリとヌマチチブはいなくなってました。そしてタヌキと思わしき足跡は増えてました。 あとは羽が風に飛ばされるか、分解されてしまうのを待つか。 食べられるところはすべて食べ尽くされた模様。 それにしても、骨すら一本も落ちていないとは・・。
この川の食物連鎖の頂点を極めていると思われたサギたち。
のんびりと、捕食者としての優雅な時間を過ごしているのだろうと思えたのは数日前までのこと。 この光景を見てしまったばっかりに。 私の見ていた近所の川の世界は、がらりと変わってしまったのです。 野生は緊張の関係に満ちているのです。
この猛禽。 鳥に詳しい方に聞いたところ、オオタカの幼鳥だとのこと。 胸にある明瞭な縦斑、そしてサギ類を捕食するのも、オオタカの特徴だとのことです(ノスリやチュウヒはネズミ類や小鳥が主食とのこと)。 これで幼鳥なのか・・。 大きくなった姿を見てみたいと思いました。 対岸の川そばに広がる野原。ケーン・・とか細くキジの声が聞こえました。この川に鳥たちが多い理由は、この野原なのだと思います。 コサギのオスが、だいぶ色づいてきた。 ハクセキレイ(幼鳥?)は、ときにやたらと距離が近い。 見上げれば先ほどのカラス。 きっと邪魔者が去るのを待っているのでしょう。 きっと私も彼らにとっては、緊張を生む対象物。 だいぶアヤシイ二足歩行動物。 それをカラスは、ドローンのようなアングルで、ずっと見続けていたのでしょう。〈若林〉□ ☆RIVER-WALK First Issue 好評発売中☆ |