ここ埼玉、今日はとても穏やかな一日です。 小春日和とでもいいましょうか。 そして本日も昼休みに少しだけ。 トリ部です。部員はひとり、部長は私。 これはハクセキレイの幼鳥。 うっすらと顏が黄色いのが「幼鳥」の特徴なのだそう。 それにしてもこの川のハクセキレイは間が近い。 1mぐらい近寄っても逃げません。 人間が好きなのだろうか。人間を友達だと思っているのだろうか。そのうち肩にでも飛び乗ってきそう。これがハクセキレイの特徴なのか。 ・・・と、わずかな例を見て、知った気になって、その行動に人間本位の理屈をつけてみるのは楽しいことです。 でも、もしかすると、私の知らないところで単純に人間に餌をもらっているだけなのかもしれません。一面だけの観察ではわからないことばかり。
先日、遭遇したオオタカがコサギを襲うシーン。そのとき、カラスが2羽、えらく興奮して、執拗にオオタカのじゃまをしているように見えました。 まるでコサギを助けようとしているかのように。 まるでオオタカに恨みがあるかのように。 この行動、鳥に詳しい方に聞いたところ、モビングというものだそう。特にカラスなどによく見られる行動なのだそうです。 捕食者である猛禽などに、より小型の鳥たちが集団で立ち向かっていくことで、猛禽を追い払ったりする効果があると考えられているのだとか。 自分を食べようとする者に向かっていくなんて矛盾しているようにも思えますが、長い目で見ると、意味があるのだそうです。 モビング=mobbing ちなみにmobとは、暴徒、やじ馬連、(理性的でなく絶えず意見が変わる)下層民、大衆、仲間、(特に盗賊などの)一団、暴力団、とありました(weblio英和辞典・和英辞典による) 知った気になって、いろいろと考えるのは楽しいことですが、その行動には予測もつかない理由があるのかもしれません。
さて。 実に穏やかな一日。今日はひさびさにカモたちを観察してみました。 マガモはだいぶきれいな生殖羽に(その顔の毛でフライを巻きたい)。 こちらはすぐ横にいたメス。 コガモ。オスの翼鏡(緑の部分)がとてもきれい。 美瑛の丘もだいぶ色づいてきました。 こちらはメス。コガモは優しい顔をしてますね。 ジャボジャボジャボ・・・。ディスプレイの練習なのか? メスの後に続くマガモwithB そして下流には・・すごい群れ! 主にヒドリガモです。 楽園か! 見てくれ、俺の姿! 見れーー! わかったわかった・・みたいなまわりのカモたち。 人が近づくと一斉に飛び立ちます。 カルガモの昼寝。 オナガガモ。こいつは、他のカモに比べてだいぶ近づくことができます。 この川での経験からいうと近づけない順にコガモ、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、そしてオナガガモといったところ。 そこにはなにか隠された秘密があるのでしょう。 それにしても 首が柔らかいな。
ギャーとひと声。アオサギもやってきました。 小魚にとっての怪鳥も、オオタカにとっては食べ物であるという。 もしかして私の隣で雨降る中の1時間、コサギが食べられるのを一緒に見ていたアオサギかも。なんか親近感があるんですよね。 しばらくして飛び去っていきました。 もう一度、視線をカモに戻しまして。こちら頭がぼさぼさのコガモ。永世七冠ばりの寝ぐせ。 とんがってるなー。 そんなひとときのトリ部、でした。〈若林〉□ ☆RIVER-WALK First Issue 好評発売中☆ |