あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

今年は新年早々、今月の22日頃を目安に、渓流釣りの本『RIVER-WALK Vol.2』が刊行予定となっております。

今号も読者の皆様にゆっくり読み進めていただけるような、じんわりと川時間を想っていただけるような内容に作り上げることができました。ぜひお手に取っていただけると幸いです。

その一冊のなかで「渓で出会う鳥」と題してイラストを描いてくださっている成瀬洋平さんの展示会が、横浜駅すぐ近くのカモシカスポーツで、本日(1月9日)まで開催しています。

成瀬さんの絵の特長である柔らかく繊細なタッチを原画で堪能できるチャンス・・とばかりに、昨日、横浜駅すぐ近くのカモシカスポーツ横浜店へ足を運んできました。

山岳用品が充実した店舗。渓流釣りに役立つ用具もたくさん揃っています。

今回の原画展のテーマは「山の四季」。かもしかスポーツのオリジナルカレンダー用に描き下ろされた12点です。カレンダーだから12点、それぞれには、その月の山の風景が描かれています。上写真の案内板にもあるカモシカは、カレンダーの表紙に添えられた一点。成瀬さんの描かれる獣の毛って、本当にふかふかで優しいんですよね。

1月から12月まで順番に並べられています。

今回、絵のモチーフは、カモシカスポーツさんと打ち合わせの上、決めていったとのことで、普段、成瀬さんがよく描かれている山やクライミングウォールの風景とはまた異なる、様々な動物や、色鮮やかな花や木などを観ることができました。

花崗岩渓流を泳ぐ色白美肌のアマゴが半水中で描かれた一枚は、魚好きにはなんとも言えない作品です。とても細かいところですが、私などはその魚の「頭部」に惚れ込みました。

12点のうち、一枚だけ写真を撮らせてもらいました。

「冬のオコジョ」と題された一枚。

なんというか、これまでの成瀬さんの、写実的なタッチから、少し離れた・・いや違う。写実的ではあるのですが、そこに物語性が色濃く表現されているような、とても不思議な静かな気持ちになる一枚。私の勝手な見立てですが、これからの成瀬作品のひとつの方向性を示しているような、とても魅力あふれる一枚でした。

オコジョの表情などは、ぜひ原画でご覧になってくださいね。

最終日の本日、1月9日は18時まで。カモシカスポーツ横浜店2Fにて開催中です。

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〈若林〉□