まとまった雨が降りました。

気温も下がりましたが、川はこの頃、低気圧がひとつ過ぎるたびに季節が進む気がしていましたから、待ち望んでいた雨でもありました。

で、お昼休みにちょっと覗きに。

このところ、何かと騒がしい雄キジです。

川はよい具合に増水が引きはじめている模様。

急いで次の場所へ。

〝楽園〟にてカルガモをチェック。

いまかいまかとヒナの誕生を待ち望んでいます(※巣があるかどうかもわからないのですが・・。詳しくはブログ【キジとカルガモ】にて)。

アシ・・かと思っていた水生植物はアシではなく、カヤツリグサの仲間。いずれにしてもいい感じに周囲の外敵から守ってくれそうです。

想定する外敵は野ネコ、イタチ、アライグマ(?)、そして猛禽にアオサギなどのサギ類。

結構、いろいろいる川なので、産まれくるヒナが心配です。

でも〝楽園〟ならば、四足動物のキケンは少ないはず。

・・・が!

アオサギ! さらに手前にはゴイサギもいる・・。

そして〝楽園〟へと繋がる水路には、カルガモが一羽。

ペアの雄だったのかも・・だとすると、雌は巣の上ってことか?・・。

いずれにしても、いましばし見守りたいと思います。

 

脱線をしましたが、本題はここからです。

今年も楠ノ瀬直樹さんが大好きだったこのルアーをちょいちょい投げてます。

飛豚73prop♪

一緒にナマズ釣りに誘っていただいたりしたときは、私はジッターバグでしたが、楠ノ瀬さんはこのルアーを水面で引いていることが多く「おめーのジタバグをまくってやっからよ!」なんて言いながら、楽しそうに操っていたのを思い出します。

お尻に金属製のプロペラが付いていまして、それがシャラララ・・・と音を奏でるんですね。そして直角に曲がったリップが水を受け流してボディは左右にうねるように引き波を立てながら進んできます。

なかなかこのプロペラの角度調整や、釣り竿の立て方などが難しく、上手いこと操作できません。

一度、「どんな音に調整すればいいんですか?」と、楠ノ瀬さんに聞いたことがあります。

「自分の好きな音を見つけるんだよ」だって。

難しい・・。だからこそ面白いルアー、とも言えます。

ですが、ひとつだけ不満・・というか疑問があるんです。

それは上の写真をご覧になっていただければわかるかと思いますが、ぶつけるとリップが結構すぐ折れてしまうこと。

ハッキリ言って、折れやすい。

楠ノ瀬さんのルアーは、どちらかといえば、頑丈に作られてきた印象があります。打ちつけてもなかなか壊れないぐらい。

なのに、この飛豚73prop♪はなんでこんなにリップが折れてしまうのか・・。

理由は明白。私が対岸に打ちつけているからです。

なぜ、対岸に打ちつけるかというと、それがひとつのナマズを釣る有効な手段だから・・と、考えているからです。

ナマズはとても音に敏感な魚で、だからこそ飛豚のプロペラ音や、ジッターバグの泡をかむ音が有効なのだと思うのですが、水面ではなく対岸に一度落としてカシャンッと音を鳴らすことで、そこにナマズが寄ってくるような気がしているんです。

ジッターバグだと、これがとても有効でして。

なぜならジッターバグの口についているカップはプラスチック製ではなくアルミ製なので、絶対に折れませんし、岸を転がすとカラカラととてもいい音が鳴って、ナマズを誘っている気がするんです。

・・・って、それ教えてくれたの楠ノ瀬さんですから・・。

 

なのに、なぜ飛豚73prop♪のリップはこんなにも折れやすいのか。

直接、疑問をぶつけることは叶いませんが、まあ、きっと、うまい使い方があるのでしょう・・。

 

で、本日先ほど、夕方のひととき(ソルトウォーターの校了真っ最中にも関わらず・・)例によってこの飛豚73prop♪を、ほんの少しだけ投げてきたのです。

この雨が呼び水となって、きっとナマズやスズキが遡上してきているはずだと。

雄キジが鳴いています。

げーげーげーげーげーげーげーげー・・。どんだけ鳴くの!?

イイ感じの横流れの脇にできた反転流にキャスト!

・・が、川を渡る風に少しあおられ、やや岸寄りに着水。

カション・・といい音がして「ヒヒ、この音がナマズを寄せるんだよなー」なんてドキドキしながら巻いてくるとですね・・。

リップが欠けてました・・(それが上写真の一番右のヤツです)。

またか・・。

今年に入ってすでに4個、リップを折ってしまいました。もちろん捨てません。いずれなんとかして治すのですが、いまこの釣りの時間がざんねん。

ですが、これまでのケースと違い、欠けたのはリップの半分だけだったので、なんとか泳ぎをキープしてくれてます。

そんで今日はもう遠投はやめにしようと、下流に向けてチョイ投げして、流れに少し抗わせたとたん、ジュボッ!っと水面が割れたのです。

シーバス(フッコ)。50㎝はあったかな?

痩せて、尾ビレの下側はだいぶ擦れていました。

でも口に手を入れるとしっかりとした力で嚙み込んできたので、安心してリリース。

ベリーフック一本でした。

 

やったな飛豚73prop♪

やっぱり大好きなルアーです♪〈若林〉□

 

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