先日、友人とふたり、秩父を歩いてきました。

いつもの手前の奥秩父。

ガクウツギが満開。あたりには強い芳香が漂ってました。

川辺にはウツギの花がぽとりぽとりと落ちていて。

流れにぐるぐる渦巻いてました。

緑が心地よい、5月の秩父。

意志の強いヤマメ。

影の強い川辺。

暗い影に身を隠すような体色のイワナ。

岩を抱く根っこ。

限られた絵具で描かれたような同系色。

北側斜面の秩父は影が強いですね。

でもそれは地面を見てのこと。

見上げれば落葉樹の新緑が春の光を透過します。

カエデ。

トチノキ。

 

ミズナラ。

フサザクラ。

オニグルミ。

サワグルミ。

ホウノキ。

サワシバ。

最高の森林浴です。

コーヒーも美味い!

 

釣れても釣れなくても。

やっぱりこの季節の渓流は最高に気持ちがいいものですね。

日々の急いた気持ちがほどけてゆきます。

同行者の友人には「テンポが遅い!」と罵られ(?)ながら。

ともに、よい川時間を過ごすことができました。

 

で、今回、うれしかったのが、こちら。

奥秩父の大血川渓流観光釣場です。

大血川の一区画を利用したイワナ、ヤマメ、ニジマスが釣れる管理釣り場ですが、同時に手打ちうどんなどを食べることのできる食事処でもあります。

ちょうどその前日に、釣り場の方に、本の感想を頂いておりまして、ちょっと向かってみました。

 

こちらの店内にて・・。

おお、一等地に!

『RIVER-WALK』を置いていただいておりました!!

お客さんに見ていただく本として。

本屋さんや釣具屋さんで出会えるのもうれしいものですが、せせらぎの聞こえる川そばで出会うのも、また格別でした。

店内には・・

こんな絵はがきや

こんな木彫りなど、渓流魚好きな人の心をくすぐるものがいっぱい。

そしてご主人お手製の燻製は、山桜のチップを用いてワイン樽で燻した逸品(イワナとニジマスがあります)。

香りを吸いこむとブワッと思い出が湧きあがるような。

とても美味しくいただきました。

また来よう・・。今度はおうどんを食べに。

 

そんなこんなで、湯上りのようなぐにゃぐにゃなリラックスを感じつつ、秩父を後に。

とか言いつつ、温泉にも浸かって帰ったのでした。

〈若林〉□

 

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