今日は曇り。時折、晴れ間がのぞいても、夕方になると雲が持ちきれなくなって大きな雨粒が落ちる。埼玉南部の典型的な梅雨空です。

なんとか今月もソルトウォーターの校了を終え、ひさびさのお昼の川歩き。

お目当てはこいつ。

アリです。トリ部・・ならぬアリ部です。

部長は私。部員はひとり。

そして狙うは黒く大きなアリ、クロオオアリです。

とにかくカッコいいクロオオアリ。

漆黒のボディは、まるで青毛のサラブレッドのよう。

光の当たり具合で出てくる光沢もたまりません。

シルエットもカッコよければ・・

憂う姿も素敵です・・。

黒いとは、カッコいいことだ。

仲間と出会ったときは、まるで犬のよう。

相手の匂いを確かめ合ったり・・

これは・・蜜を与えているのか?

カッコいい・・

カッコいい・・。

まるでクワガタムシ。

大型のクロオオアリが、小型の(若い?)クロオオアリに対し、お尻を前に突き出して・・ギ酸をかけているのか?(※後に詳しい方にお聞きしたところ、クロオオアリの働きアリには大型と小型がいるのだそう。大型は主に巣の防衛などを担い、小型は女王や幼虫のお世話をよくするのだとか。ちなみに働きアリはすべて雌、ということです)

そして行進をはじめました。

・・・あ!

あの白黒は・・・。

シャンシャン・・ではなくて、野生を忘れたホワイトバック(もともと家ネコですけど)。

その背中の白い毛と、人間に飼いならされた証であるエサ皿。・・間違いない。(ホワイトバックについてはこちらのブログを参照してください)。

ともあれ、今はお前になど用はない。野生を忘れた家ネコになど・・。私がいま見たいのは、そう!

・・だれ? 

こんな毛むくじゃらの虫・・ではなく(この虫なんだろう? ※のちにキマダラカメムシの幼虫と判明しました)

まぎれもなき、ガチンコの野生!

漆黒のハンター。

黒光りする大アゴ!

緑との調和も美しい、クロオオアリなのだ。

また見にいこう・・。〈若林〉□

 

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