台風21号が猛威を振るっています。 ニュースやSNSからはすごい映像や画像が目に飛び込んできます。 中心からはだいぶ外れた埼玉南部でも、その風音はいまも時折、オクターブを上げてはベランダをガクガクと揺すります。 日中も一時、傘が不要になるほどの強風でしたが、時折晴れ間も覗いたりして、どうしても気になって、少しだけ川を見に行ってきました。 だれもいません。 水位はそこまで上がっていませんが、すでに水は濃い目のカフェラテ。 昨日、ガサガサをした岸辺はすでに冠水しています。 濁流を命からがら逃れたミドリガメ・・と思いきや、こいつらは、10mほど離れた対岸でカメラを構えるだけでドボンと泥水の中に逃げていきます。とにかくミドリガメはすばしこい。 開店休業中?のアオサギ。エサ捕りは諦めているよう。だとしたら陸から襲いかかる敵(ヒト・ネコ・イタチ?)への警戒しようということなのか、川に背を向けています。 (私に)警戒中のアオサギ。 こっちのチュウダイサギ?も岸際警備。 中には風に耐えているコサギや・・ こんななかでもエサを探しているチュウダイサギ?もいましたが、 まあ、たいていはこんな感じ。なんで皆して川から顔をそむけるのだろう。やっぱり岸を警戒中なのか・・。 そしてサンクチュアリへも足を運んでみました。 サンクチュアリとは、つい先日、カルガモの親子を目にすることのできた、川と水位で繋がる金網に囲まれた湿地帯(ブログ【カルガモよー】をご参照ください)。親子はどうしているだろうか・・。 この間の風景。 本日の風景。 カモはいない・・。アオサギが一羽。そして・・ 足元にはミドリガメ! 感覚的に、どうしても不思議なのが、ミドリガメはアオサギやカルガモなどの鳥たちをまったく気にしているそぶりをみせないこと。互いの信頼感がなせる技なのか。もしかしたら一種の知られざる共生関係があるのだろうか?? 人間が5mにも近づけば、まるで弾丸を寸でよけるキルビルのワンシーンのごとく回転しながら水中に転がり落ちるだろうに、この見事なアオサギとのデュオ。不思議です。 そんなことよりも・・カモの親子はどこだろう? ちょっと周囲を探すと・・あ、いましたいました。 まず目が合ったのは母ガモ。雨に濡れて羽根が鮮やか。顏が緊張していますね。 そして母と向かい合うように、金網の際の足元に・・ いたいた。でっかい子どもたち。岸際のコンクリに風を避けるように寄り添って並んでました。 カメラを向けたらおどかしてしまった。 母ガモに続いてブッシュの中へ。こう見ると、でかくてもまだまだ子ガモ、なのでしょう。 今頃、暗闇のさなか、寄り添いあって、この風雨に耐えているんだろうな・・。 そして川へ戻り、護岸際を観察するとミドリガメ。 うなだれ気味です。 これも避難しているつもりなのかな? そして、でっかいクサガメも。 これも避難中・・なのだろうか・・。〈若林〉□
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