今年はコサギが襲われた食痕が見つからない。 それが近所の川歩きにおけるひとつの事実です。 この事実から単純にオオタカがいない、判断してしまうのは早計でしょう(早計といえば、私のトリ部での推測のすべてが早計なのですが)。 なんとなく・・ですが、それよりもコサギを食べ慣れたやつがいない、という感じを抱いています。 なので一度のきっかけで、また犠牲者となるコサギは増えるのではないか・・なんてことを考えています。 といいますのも、昨日、ついに見つけたのです。 コサギのように真っ白な大型の羽根が散っているわけではありませんから、見逃すところでした。川沿いの田んぼの土手に、それはありました。 羽根が広範囲に散らばっているところを見ると、おそらくはこの場所で襲われた痕でしょう。 この一枚の尾羽でガイシャの判断がつきました。 カワラバト(ドバト)です。 毛鉤用として、証拠を数枚押さえました。白いドバトの羽根は視認性がいいので、もしかしたらいい毛鉤が巻けるかもしれません。 最近は魚群のように見えてしまうカワラバトの群れ。 これまで目立つコサギばかりを意識していたので、見逃していたのかもしれません。もうコサギは諦めて、これからはハトにフォーカスしたほうがよいのかもしれない。なんてことを思ったのでした。 空には新たなる猛禽がいました。 バッと開いた尾羽の先端が黒いのでチョウゲンボウ(ですよね?) そう、この川にくる猛禽は、コサギを襲うオオタカだけじゃないんです。 先日はオオタカとノスリとハヤブサを一度に見ることができましたし・・ 小さな猛禽のモズもいれば・・ 猛禽に猛然と襲いかかるハシボソガラスもいます。 もっと小さなトリや小動物の死骸にも目を向ける努力をせねば・・。 なんてことを考えながら、本日もとぼとぼと少しだけ川沿いを歩いていましたら・・ またしてもハト。今度はおそらくキジバトの食痕を発見することができました。枚数は少なめ。周囲を探してみたけど見つからず。ここでちょっと食べては、また違う場所に持っていってしまったのかもしれません。 ちょっと気にしただけですぐに見つけることができたハトの食痕。今年はもう少し、ハトに取り組んでみたいと思います。 左上の3枚がカワラバト。右下の2枚がキジバト。 今後も引き続き、捜査を進めたいと思います。〈若林〉□
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