クリスマスイブの本日、埼玉県の南部は強烈な北西風が吹いています。等圧線もびっしり密なことでしょう。

風に当たりながらちょっと思いましたのは、風は海でいうところの潮の流れと似たような感じなのではないあろうか・・ということ。

釣りでは潮が動いている、すなわち「潮が効いている」状態というのは、魚の活性が上がって釣りやすいと言われています。

なぜ魚の活性が上がるのかというと、理由はいくつもあるのでしょうが、フィッシュイーターの場合、そのひとつに「エサとなる小魚を襲いやすい」ということがあるんですね。

細かくは避けますが、潮が効くと、小魚たちの動きは潮の動きにコントロールされやすくなる、というわけです。

それと同じことが、空の風にも言えるんじゃないかと思ったわけです。

 

さて。

強風の本日ですが、ハトも風に押されて飛びづらそうにしていました。まあハトだけではなく、カモもウもサギも飛びづらそう。

こんな日に飛翔力の優れるオオタカやハヤブサなんかに狙いを付けられたら、たまらないだろうな・・・と。

そう、一昨日、ハトの食痕を見て以来、ハトがちょっと気になっているんです(ブログ【ハトをあたる】ご参照ください)。

今年はコサギが襲われている痕跡が見られず。でもオオタカやハイタカ、ノスリやチョウゲンボウやハヤブサなど(どれも推定ですが・・)、まあまあな種類の猛禽をこの川で目撃しておりまして。そいつらが食べている被食者として、ひとつハトが気になっている、というわけなんです。気にしたらすぐ次の日にもハトの食痕を見つけたものですから、注意深く観察すれば、結構襲われているのハト・・じゃなくてかも・・。

そんな本日、とぼとぼと3~4日ぶりぐらいにとある川沿いを歩いておりましたところ・・。

ムム・・。いきなり発見!

先端が黒い。おそらくはカワラバトでしょう。

また見つけてしまった・・。

やはりコサギを捨ててハトにフォーカスを当てることで、ハトの食痕は見つけやすくなっているのでしょう。

と・・横を見ると・・。

別の食痕・・。こちらも推定カワラバト。

で、驚くのはまだ早い。そこから5歩ぐらい歩いた所で・・

う・・・。第三のガイシャ・・。

ハトトリック達成。

さらに!

・・・立て続けに4カ所も。

ハト食いがすぎる!

まるでハトに撒かれた豆のように、猛禽たちの食べ散らかした痕がそこここにあったのです。

 

尾羽もしくは風切りを、各現場から1枚ずつ採集。

それにしてもホシはハヤブサだろうか? それともオオタカ? ハイタカ? いずれにしても、ここは完全に狩場となっているようです。

ハトよ・・。

ハトよ・・。

ハトよ・・。

どんな現実があるのでしょう。

厳しいドラマがあるのでしょう・・。

羽根を入れるビニール袋を忘れてしまったので、川辺に落ちているきれいな袋を探していたら、ヘビの抜け殻も発見(アオダイショウ?)。

それにしても・・。

しばらくハトから目が離せそうにありません。〈若林〉□

 

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