かねてから憧れている動物がいます。

渓流に棲んでいる動物です。

 

それはカワネズミ。

 

「アニマ」という古い動物系雑誌にその水中写真を見てから、ぜひいつか一度見てみたいな~と思っていました。

食べているのは渓流魚や水生昆虫やサンショウウオなど。

ドボンと川に飛び込むと体をくねらせて泳ぎ、自分の身の丈ほどもあるイワナやヤマメに嚙みついて捕えるというのです。

びっしりと生えた体毛の隙間にたくわえた空気が水中で銀色に輝くことから銀ネズミとも呼ばれるそうです。

ネズミ、と名付けられてますが、どちらかというとモグラに近い仲間だそうで、顔つきも鼻先がとがってモグラのよう。

 

憧れてはいたのですが、まさか出会えるとは思っていませんでした。

昨年、とあるこんな川で。

日川

こんなイワナの棲む川で。

日川イワナ

そいつは雨で増水した川をおぼれて流されるように下ってきたかと思うと、川にかかっている木にピョンと飛び乗って、そのままトコトコトコトコ・・・・・・。

 

あ、と思ってカメラをガサゴソ用意する間もくれず、倒木の藪に消えていきました。そのときはおぼれたヒミズかと思ったのですが、(ちなみにヒミズも小さなモグラの仲間で平野部なんかでは結構見ます)

それにしては木に乗ってからの動きが敏捷だったなと・・・。

おぼれるというより泳いでたよなと・・・。

 

いまはカワネズミだったと信じています。

 

なので、今年はなんとしても、もう一度その川のカワネズミに会いたいんです。

で、もしできることならば、そのチャンスはなかなか訪れないだろうけど・・・。

 

 

カワネズミ図

こんな写真を水中撮影できたら・・と思っているんです。□