今日は時折、強い春風の吹く、でもとてもよい天気。

本日もかたつむりハウスで作業中です。

息抜きがてらに…潟へ。

…と、その前に。

先週末、どうしても少し気になることがあって、事務所からの帰路、夜の潟を歩いてみたんです。

このところタシギも北へと飛び立ってしまったし、ポツポツ見えるのはハクセキレイ、ムクドリ、ヒヨドリ、スズメ、ツグミ‥といったところ。ちょっとさびしい潟が続いていたのです。

潟‥なんて呼称をつけておりますが、ちょっとした泥底の小さな水路ですから。やっぱり鳥だってそんなに利用はしていないよなーと。

ですが、夜の潟を歩いて認識を改めました。

なんとカモのねぐらだったのです。

鳴き声からヒドリガモとカルガモはわかるとして、コガモもきっといるのでしょう。昼の潟とは比べ物にならないほどの密な気配に圧倒されました。

実は先日、アライグマの足跡を見つけたものですから、ちょっと会えたりしないかー・・なんて思っての夜の潟行でしたが、カモの寝こみを襲ってしまうことになり、早々と退散。

でもなんだかとても豊かな気持ちになりました。

潟はやっぱり潟であり、鳥たちの寝ぐらとしてとても大切な場所なんだと。

で、そんな認識のもと、本日もちょっと歩いてみますと・・

おーう。

あるわあるわ、水かきのついたカモの足跡がたくさんありました。

大きさの異なる2種類はわかりました。コガモとヒドリガモもしくはカルガモでしょう。

で、本日もこちらを確認。新たな足跡です。

大きいのはおそらくアライグマ。で、今日は新たに左上に小さな足跡も見つけることができました。

少し離れたところにもこおんな感じ。中央下はおそらくアライグマの足跡。その上にあるうっすら大きいのはアライグマの手。それに挟まれるように小さな足跡があります。アライグマの手の右側にも小さな爪痕が・・。

指が5つあれば、イタチだと思うのですが・・でも乏しい経験上、イタチと推定。

いずれにせよ、夜の潟を2種類の獣が闊歩していることになりそうです。

珍しくコサギがいました。

水量が乏しいからハク(ボラの幼魚)ぐらいしかいないのに・・と思いきや。

何か獲ったぞ!

ザリガニです。

向きを変えて、尻尾から・・

ああ・・

ごくんと・・。

 

潟沿いに咲き残る桜には・・

ヒヨドリ。

盛んに蜜を吸ってます。

どうやら授粉にも役立っている?ようです。

物言わぬハシブトガラス。

だいぶ桜も散りました。

相変わらず、ハクはいます。

巣材を運ぶ?ツバメや・・。

スズメも。

実は、とある理由で本日、3往復もしてしまったのですが・・(いや、そんな引っぱることもない、なんとタシギがいたのです! 写真は撮れず)

長い時間を潟で過ごしていたら、あることに気が付きました。

アライグマとイタチの足跡が多く残っている所にある・・

ブラックホール・・。

この奥に、きらりと目が光るのではないか・・そんな予感のあるザ穴を見つけたのです。

これからは毎回、注意して見ていこう‥。

タシギは2羽いました。

元々いたやつなのか・・

新しい旅人なのか・・

いずれにせよ、無限ループ(潟→小水路→本流→潟・・)にならないように気を付けます。

で、でも・・いまからもう一回だけ、行ってきます!□〈若林〉

 

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