もう半月もすると、関東一円、多くの川が渓流釣りの解禁を迎えます。

とはいえ、私のよく行く秩父などでは解禁当初はまだ川辺には雪が積もっていて、ほとんど冬の様相なのです。

よい時期はまだまだ先なのに、とりあえず様子見に・・なんて行くわけですが、この時期って私、毎年毎年、まったく同じ危険な目にあっているんです。

それはこんな所です。

雪01

中央奥から右下に向けて川が流れています。

手前の白い部分は一見、雪っ原。

わーい!なんつって走りだそうものならズボッ!と・・・。

雪の落とし穴に落ちます。

渓流の川沿いは大きな岩がごろごろしてますから、その隙間を雪が隠して落とし穴のようになってしまうんです。

 

落とし穴って、イメージは喜劇ですが、現実は悲劇でありまして。

両手を挙げて、身体ごとずっぽりなんて、それはそれで危険だと思うのですが、どちらかというと、それはマンガ的なイメージです。

穴01

わーー!

みたいな。これはマンガ。

 

 

実際はおおよそこんな具合になります。

穴02

 

落ちるのは片足だけなんですね。

 

一昨年は、かなりギックリ腰に近い状態に、そして昨年は実際に股が裂けるという悲劇・・。

 

で、何が言いたいのかと言いますと、雪に覆われた渓流の川原は十分に気をつけよ、ということなのですが、これ、ちょっと気を付けただけじゃ防げないどころか、逆にズッポリと穴にハマってしまうんですね。

 

どういうことかと言いますと、落ちないように落ちないように・・・と注意深くなればなるほど、動物(人間だけ?)の習性として低い所を通りたくなるんです。周りよりも少し低い所に足を置きたくなるんですね。

ですが、雪のかぶった岩の場合、その断面を見ると・・・

 

雪03

こんな感じになってるんです。なので、歩くのならば、周囲より高い所(つまり岩の上)を歩いたほうがいいんですね、きっと。

でも、それはそれで岩が斜めだったら滑り落ちるんじゃないかい!?というコワさもあり・・

結局、本能的に低い所を歩いてしまい、またズボッと・・・。

 

雪02

これ、実際、ハマった跡です。

深さにして30㎝ほどですが、これでも相当なダメージを負ってしまいます。

 

結局のところ、どうすればよいのか?

 

・・・どうしましょう?

 

ただ、ほかよりちょっと低い所に不用意に足を踏み出すのは危険なので気を付けてほしいのです。□