今日も出勤前の川散歩。

ニゴイとマルタウグイの産卵、そしてコイのハタキも含めて、終盤・・というか、ほとんど気配がなくなっておりました。真っ黒になったマルタウグイはどのように流下していくのでしょうか。

さて。そんなさかな、本日はちょっとした事件がありました。

川近くの鶏小屋で、鶏が何者かに襲われていたのです。

警官が数人、とりあえずキツネかイタチのしわざだろうと話しています。

聞こえてくる声。

「キツネかイタチだって」

「イタチ? イタチは血を吸うだけだから‥」

‥血を吸う? イタチが!?

どうやらキツネらしいと結論付いたらしく(つまり人の犯行ではないだろう、ということで)、三々五々帰っていかれました。

鶏小屋には見たところ35羽ほどの鶏がおりまして、生きているのは4羽ほど。あとはほぼすべて、首を嚙まれるか、首自体がなくなっておりました。

管理人さんが死んでしまった鶏を肥料袋に詰めるのを、ちょうど汚‥いやラフな格好をしていたので手伝うことに。ずっしりと重い鶏は1㎏以上はあったかと思います。肉をとるのではなく卵を産ませていたとのことですが、キツネにしてもイタチにしても、たっぷりある身体の肉は丸ごと残したまま。死んでしまった半数ほどは殺されるだけで、食べられた形跡もなし。

アライグマやタヌキ、イタチだったらわかるはず・・と、鶏小屋の中を観察してみましたが、目立った足跡は不思議と見つかりませんでした。

作業を終えて、裏の畑を覗かせてもらうと、足跡がありました。

雨が降ったためか、鮮明ではありませんですが、歩幅などはわかります。

この一直線の感じは、冬に渓流沿いの雪上で見たことがあります。

おそらくはキツネなのでしょう。

この辺りは平野部の住宅地でもありますから、タヌキやイタチ、アライグマはまあわかるとして、キツネはちょっと意外でした。いや、私が知らないだけですが、想定外ではありました。

管理人さんにお話を聞くと、以前はイタチにやられたこともあるのだそう。イタチの場合はここまでひどくはなかったけどと・・。

それを聞いた通りすがりのおばちゃんがポツリ。

「イタチ、あれは血を吸うからねぇ~!」

!!

血を吸う!? イタチが!

おまわりさんも同じこと言ってた・・。

イタチが血を吸うって、知られたことなの?

家畜の血を吸うチュパカブラじゃあるまいし・・。

どうなのでしょう。

食い入ってもっともっと詳しく聞きたいところでしたが、密を避けるご時世のため、あきらめてその場を後にしました。

【本日の発見】

①キツネは川そばにいるらしい。

②イタチは鶏の血を吸うらしい。

③私は首のなくなった鶏を扱うのが平気になっているらしい。

猛禽などの食痕を探すようになってから、③については薄々と感じていたことですが、動物同士の食う食われるがより身近になっているのかもしれません。〈若林〉□

 

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