今日もとても寒い午前中です。昨日よりも寒いかも‥。

しかし上着はいくら着こんでも、下半身は半ズボン&サンダルでいっときたいこの頃‥。

それは「GATA開き」で潟に差してきたナマズとコイをチェックするため。濁りはおさまり、水位も下がってきています。コイの姿も見えるようになってきたので確認していますが、なんだか普通のコイのよう‥。スタックしているやつがいたら、しっかり確認してみよう。

潟は3日ぶりに閉じました。正確にはまだ開いてますが、コイやナマズは上れない水位。

出勤前の川ではまたしてもキツネらしき?足跡を発見。

どうなんだろうなー。

一個二個一個二個となってますね。タヌキとは違うと思うんだけど‥。

足跡の近くに掘り痕もありました。

 

では本題に入ります。

昨日、潟で見つけた何者かのペリット。

長径で5㎝ほど。鳥の羽が主体で、そこにザリガニの殻が混じってます。

謎だったこちら。マッシュルームのような、赤血球のような‥。

これ、複数の方にザリガニの「胃石」ではないかと教えてもらいました。

ネット知識によると、ザリガニが脱皮直前にカルシウムを貯め込んでいるものだそうです。脱皮直後の殻はソフトシェルですが、眼の後方あたりにあるこの胃石からカルシウムを血液を通して新たな殻に送り込むのだそう(ネット知識なので、間違っているかもしれません)。

江戸時代には「オクリ・カンクリ(ラテン語でカニの眼の意)」と呼ばれ、万能薬だったとか‥(ウィキペディアからの情報です)。

さて。このペリットですが、鳥に詳しい方にさっそくお聞きしてみたところ、サイズからはアオサギの可能性が高く、カラスの可能性もあるとのことでした。

潟にはカラスもアオサギもやってきます。特にカラスは夜にひとりでポツンと潟で狩りをしていて、そんなアオサギはとても雰囲気があります。

ペリットと言えば、まっ先にイメージされるのはフクロウですよね。

こちら以前に標高1000mほどの高地にあったフクロウのペリット。

大きなもので、長径4~5㎝ぐらいだったか‥。

毛玉の集合のようなものは、詳しい方によると好物のハタネズミの毛ではないかとのこと。

水に溶くとハタネズミの門歯や・・

臼歯も出てきました。

このように細かな骨が混じったペリットも。

 

さて。

今回のアオサギのものと思わしきペリット。

いそいそと小袋に入れて持ち帰り、水に溶いてみました。

なんというか‥黒く小さな鳥の羽が非常に多く、分離がかなり難しそう‥。

少しずつきれいな水を入れた便に内容物を溶いて、気になったものを取り出していきます。

片手間でやる作業ではありませんでした‥。

ザリガニ的な部位はこんな感じ。

尻尾に脚に触覚に挟みに‥眼? ひとつだけ胃石の上にある小さな白い骨片のようなものだけが気になりましたが、それはまたおいおい調べたいと思います。

で、こっちが鳥の羽。大きめのもので長さ2㎝ほど。大き目は黒っぽく、羽の半数以上は長さ1㎝ほどの小さな白っぽいものでした。乾けば形も蘇ると思いますので、とりあえず乾燥させます。

鳥らしき骨はなし。どうなんでしょうね。ネコが毛玉を吐くように、鳥も羽づくろいしている間に自分の細かな羽を飲みこんでしまうなんてことがあるのでしょうか? だとしても、羽の色は黒と白ですから・・よくわかりません。

カラスだとしたら丸飲みはないでしょうけど、アオサギならばきっと丸飲みですよね。もっとしっかりした羽が混じっていないのが不思議な感じでした。

果たしてこんな小さな羽で鳥は判別できるものなのかどうか‥。

なにかしらのストーリーを得られれば楽しいのですが。

胃石。

初めて知りました。

潟沿いのペリット、今後も注目していきたいと思います。〈若林〉□

 

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