台風12号の接近に伴い厚い雲が覆い始めている埼玉南部。

もう夏の気配はほとんどなく、本日この秋はじめてモズの高鳴きも確認しました。

カモがそろそろ戻ってくるかな?

そんな季節変わりのこの頃ですが、今年は渓流釣りにもほとんど行けず、ただひたすらに仕事と川ミミズ掘りばかりをしていた気がします。

週末の4連休も、水場にいたのは30分ほどの湧き水ミミズ探索のみ。

こんな感じ。

蚊はだいぶ減りましたが、代わりにスズメバチとの遭遇率がやたら高いので注意が必要です。

ミミズもいそうでしたが、スズメバチが怖くて早々退散。

お豆腐屋さんの脇を流れていた、開けて簡素な側溝にて。

カワゴケ?的なコケの根元に、おりました。

こんな感じ。

ひっぱりだしてみると、大きさはこのぐらい。

「マッチョ虹色系」です。

湧き水場にいるのはほとんどがこいつで、あとは太いのと、「オレハチ的」なツリミミズが少々。

時間ができたら思い切って同定してみたいと思います。

観察を終えて、コケの根元にリリース。

するすると潜ってゆきます。

 

このところぼんやりと考えていますのが、このミミズはどこからきて、いつまでここにいるのだろう?ということです。

正直、側溝などコンクリートに生えているコケに棲んでいるミミズは多くはないと思います。

エサはおそらくコケの根元にたまった土状のもの(腐ったコケ?)ではないかと思うのですが、いかんせん棲家としてのスペースには限りがありますので、そんなに何匹もいられないと思うのです。

でも、なんとなく‥ですが、一度棲みはじめたら、長くいるのではないかとも‥。

ずっと前に見つけたこいつ。

こんなに太く「マッチョ系」とはまた別のミミズでしたが‥。

驚かせて逃がしてしまったんです。

その後、2週間ほどして同じ場所を探ってみましたが、もぬけの殻。

新しいミミズが入っていることもありませんでした。

そしてまた1週間ほど経った今日も身に行ってみましたが、やはりおりません。

ミミズが棲んでいたコケがあったとしても、そこに入れ替わり立ち代わりミミズが入ってくるというわけでもないようなのです。

そんなことをしていると、同じ湧き水場のやや下流で一匹の小さめな太いミミズを見つけました。

鉛筆までの太さには至っておりません。

長さも10㎝ないぐらい。これはおそらく太いミミズの幼体だと思います。

引っぱりだすこともせずにそっとしておきましたので、きっとここで育ってくれると思います。

1週間おきぐらいに様子を見に行こうかな・・なんてことを考えてます。〈若林〉□

 

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