昨日(11月15日)に『Coyote(コヨーテ)No.72 星野道夫 最後の狩猟』(スイッチパブリッシング)が発売となりました。

対馬観光物産協会ご協力のもと「獣害から獣財へ 森の島で生きていく」という記事を担当させていただきました(写真は猪俣慎吾さん)。

『SWITCH』や『Coyote』が幾度も特集を組んできた星野道夫さんの世界。

今号は「狩猟」がテーマとなっております。

星野道夫・狩猟・スイッチ‥といえば、1994年発行の『SWITCH No.3 星野道夫 狩猟の匂いを我々は嗅ぐことができるか』は私(若林)が個人的に何度も読み返しているとても大切な一冊なのですが、テーマや使われている写真など、今回の特集は、この「狩猟の匂いを~」と対になる内容を多く含んでいるようです。

狩猟という営みを通して人間の生き方を問う。

1994年に問う。

2020年に問う。

星野さんの写真や文章はもちろんのこと、自然と人間との関係性を問いつづける赤阪友昭さんや、考え続ける現代の狩猟者・服部文祥さんといった、じっくりと時間をかけて読んでみたい書き手の文章も掲載しています。

「狩猟」はきっと、特別な趣味ではなく、あらゆる人が思考をめぐらせるべきテーマなのだと感じます。銃や罠を手に取る取らないに関わらず。

Foxfineの連載「True to nature」にはクマの撮影を続ける写真家の二神慎之介さんが登場。数ある圧倒的な写真の中で、今回この一枚を選ばれた理由を考えてみることも、なかなか奥深い‥などと感じてしまいます。