湿気ムンムンの一日です。こんな日は釣りしたくなりますねー。

さて。

先日、埼玉県の寄居町にある川の博物館に行った折、こんな本を手に入れて読んでいたんです。

秩父学

やさしいみんなの秩父学[自然編]。

取ってつけたような書名ではありますが、秩父好きとしては、どのページもとても興味深く楽しい一冊でした。

なかでも約1500万年前の「秩父湾の時代」という項には心を動かされまして。

渓流釣りに足を運んでいる山深き奥秩父がその昔は海辺であり、ちょうど山に囲まれた秩父盆地が「秩父湾」だったというのです。

そこにはクジラや巨大ザメのメガロドン(全長12m!)などとともに、パレオパラドキシアというカバに似た海獣が棲んでいたことが発掘された化石から知られています。

パレオパラドキシア。

 

こんなヤツです。

パレオパラドキシア

カバとカエルを足したような・・。何とも魅力的な浅海の大型哺乳類。

のり巻きを束ねたような臼歯を持つことが特徴だそうですが、骨格標本を見ると、前歯もなかなかのもの。犬歯のような鋭い牙が生えてたりして・・。

現世のカバさんを凶暴にしたようなパレオパラドキシアがプカプカと泳ぎ回っていたかつての秩父湾を想いながら山へと分け入る。なかなかの趣ですね。

 

なあんてことを思っていたら、ふと現世のカバさんの骨が気になってきまして。

 

[カバ/頭骨]とキーワード検索をかけてみたところ・・・

 

!!!(画像検索してみてください)

 

ああパレオパラドキシアの可愛らしきことよ! カバさんの猛々しさよ!□