今日は晴れ。まずまず朝方は寒いですが、週末に向けて暖かくなるそうです。 一昨日、昨日とやや忙しく、川ミミズの観察こそはしていたのですが、ブログをアップすることができませんでした。 まずは一昨日(2月3日)の夜、確認をしてみると、長細卵胞のミミズと丸型卵胞のミミズがそれぞれ一匹ずつ孵化しておりました。 日中に観察ができなかったので、もしかすると2月2日の夜に孵化したのかもしれません。 こんな感じ。丸型卵胞のミミズに比べると、いくぶん細く、そして1.5倍ぐらいの長さ。 長さが目立ちます。2月1日には卵胞から出たり入ったりする姿を観察していたのですが、ようやくです。 で、このミミズ、丸型卵胞に比べると、やや臆病?なようで、小さな葉の欠片や卵胞の殻などに尻尾を絡み付けて、なかなか伸びてくれないのです。なんとなく・・ですが、結構流れのきいた川底にもいる「クルンクルン系」なのかな?と予測しています。 こちら同じ水路で見つけていた「クルンクルン系」。細くて長いです。太さは1.5mmほど、長さは10㎝はあったかな。 そして本日、2月5日にもう一匹の細長卵胞からも孵化しました(その他、ケースの外に一匹丸型卵胞のミミズが出ていましたが、これはおそらくミミズテラリウムから逃げ出したものと思われます)。 あと残すところ、湧き水水路のミミズは数日前から顔を出しては引っ込むを繰り返している丸型卵胞1個となりました。 話を戻します。 こいつ(細長卵胞ミミズ)を長く伸ばす唯一の方法は、葉に這わせてあげることです。 なんだか落合陽一のメディア・アートみたいになってきたな‥。 ミミディア・アーティスト・・か。 ふふ・・。 左が細長、右は丸型。互いに交差するように進んでいます。 興味深いのは、互いに完全に接触しなくても相手を避けること。 なんとなくですが、体の周りにまとっている水の張力というか、水中だと水押しのようなもので相手を察知しているのではないかと思いました。意外にもかなり敏感なのではないかと・・。 腐葉の上に置くと、体を伸ばして潜ってゆきました。左が細長、右は丸型。
本日の発見はそれだけではありませんでした。 撮影ケースに小さな腐葉を一枚置いて、そこに細長を這わせた写真(上のメディア・アート)を撮影していたら、その葉からグネングネンとものすごい運動量のちっさなミミズが飛び出してきたのです! すごい速さ。そして透明の体にまばらで長い毛が生えていました。明らかにまた別タイプ。 おそらく幼体のエサ用に採取した腐葉もしくは泥ミルクの中に紛れ込んでいたのでしょう・・。 左は細長卵胞の殻です。長さは細長卵胞ミミズの半分以下。 上の卵胞みたいなのはおそらく草の種子、そこに絡みついているのが極小まばら毛ミミズ、そして真ん中にあるのが細長卵胞、左下にいるのは丸型卵胞のミミズ。太さや長さにはこれだけの違いがあります。 なんだかよくわからなくなってきました・・。 まあ、川ミミズの世界は奥深いなと。 あとは湧き水水路の丸型卵胞1個、川底から採取した丸型2個と細長1個、合計4個を残すのみとなりました。 あとは果たして幼体がどれほど生き残っているのか? どれほど成長しているのかを、もう少しだけ観察していきたいと思います。〈若林〉□
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