今日も寒い一日です。 風が冷たかったですね。 もうだいぶ遅い時間ですが、昨日、観察したことについて少しだけ。 事務所へ行く前に少しだけ観察している川で、はじめてコサギがナニモノのかに食べられた食痕を見つけました。 このあたりで白い羽だとカワラバトかコサギかダイサギかニワトリ?ぐらいしか思いつかないのですが・・。この羽がコサギの飾り羽ではないかと踏んでの判断です。 そしてまとまって残されていたおそらく風切り羽にはケモノらしきフンが3個・・。 落とし主で考えられるのはイタチかキツネかアライグマかタヌキですが・・。 イタチにしては大きく、タヌキにしては小さい。あとは野良猫か・・。以前にこの近くにあるニワトリ小屋がおそらくキツネに大量に襲われたことがありますので、その線もなくはないかと思います。 残された羽は少なく、少し時間が経っている感じ。そうですね。4~5日以上は経ってそう。 川沿いの土手は雑草が短く刈られており、土手には人の往来も多い場所。ただ、ここら辺では数少ない畑が土手向こうに広がってる場所です。 川沿いはこんな感じ。 泥の浅瀬があり近くにはコサギもいました。 足跡を見ると・・ ネコらしきものと・・ これはおそらくアライグマ。 よくあるパターンで考えると、オオタカなどの猛禽に襲われ食べられたコサギを四足が後片付けした感じ。 経験値が浅く、これ以上のことはわかりません。 それでも推理するのは楽しいものです。 寒い時期の楽しみです。冬は川沿いの雑草が刈られたり枯れていたりするので、動物たちの痕跡に気づきやすいのです。 こんな草の隙間には・・ やたらと小さな鳥の羽がつまってました。ハクセキレイかな・・? そして冬はこのようなイバラドームも、とても気になります。 低木や倒れた茅などにアレチウリやクズが絡みつき、そのまま枯れて、そこにイバラやもうひとつ・・ ずっと正体のわからないこの長く伸びる草。 夏場はこんな感じでトゲも生えていないのですが・・ 今回、はじめてこんな感じにトゲが生えていることに気づきました。 正体が知りたいところ・・。 (※後に、詳しい方に「クコ」ではないかと教えていただきました。秋になる実を観察するのが楽しみです!) ドームの内側はこんな感じになっていて・・ 鳥やらネズミやらが使っていると思うんですよね。 良く観るとドームの中の草は、その周りにある草とは違っています。イバラドームの中には、独自の世界があるのです。 乾いたモグラの塚にあるくぼみはおそらくスズメの砂浴びの痕。 オニグルミの木にあったモズのはやにえはひとつもなくなっていました。 こんな感じにフィールドサインを読みながら楽しんでいます。 これは先日、別の川の氾濫原で見つけた、おそらくはアカネズミの食痕。周囲にはクルミの木がありませんから、上流から流されてきたものですが、半径5mほどの所に10個はあったかと思います。探せばもっとあったはず。なぜここに大量に流れ着いたのか・・今度時間がある時に考えてみよう。 こちらはまた別の場所。今朝見つけました。梅の木があり、その下に大量の梅の種が落ちているのですが、どうやら何者かが種を割って中身を食べている様子。きっとネズミもいるでしょうから・・。明日もう一度、じっくりと観察していみたいと思います。 そしてこちらは昨日のガタ。三面護岸河川に薄い泥が溜まった所に動物たちの足跡が付くのですが、これはアライグマのもの。水場と・・手前には排水口があり、足跡がそこで途切れています。おそらくこの排水口をねぐらにしているのでは・・?と推測。果たして・・。 季節の変わり目となるこれから、ますます川辺の観察が楽しくなりそうです。〈若林〉□
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