今日は晴れ。穏やかな一日です。 朝方、湧き水水路に水を汲みにいってきました。 週に一度の水かえです。 2㎝ほど水位が下がったかな? 相変わらずの透明度。水温計がなかったので計れませんでしたが、温いです。 水と泥ミルクとエサの腐葉をいくつか小瓶に入れた後、少しだけ川底を観察してみました。 いきなり出てきたのは、トランスルーセントな川ミミズ。 「雪ミミズ」とも違うし「オレハチ」でもない。中の腸管?が透けてます。ケイムラみたい(雪ミミズにつきましては過去ブログ【水生雪ミミズとの遭遇】をご覧ください)。 環帯があるからオトナということになるのでしょうか。 長さは3.5㎝ぐらいでしょうか。 なんとなく・・ですが、今育てている丸型卵胞の川ミミズの親はこれでないかと・・。サイズ的にもそんな気がした次第です。 こちらはトランスルーセントなやつと、黒みがかった「オレハチ」系。 「オレハチ」と「トランスルーセント」はきっと違う種類だと思う・・。 もう少し小型のトランスルーセント。 対してこちら・・。「オレハチ」っぽいんだけど、全体的に真っ黒い・・。 おそらく・・ですが、川ミミズの体色のうち、表面のレイヤーにつきましては、渓流魚のそれと同じような色素胞の収縮によりいる場所によって色変わりするのではないかと・・。そんなことを思っています。 そうだ。今度時間経過とともに色が変化するか調べてみます。 それにしても黒いな・・。オレンジ色のハチマキの名残りはあるように見える。 これは長さ4㎝ぐらい。 「オレハチ」っぽい「オレハチ」もいました。これも4~5㎝ほど。 尻尾が透明がかっていましたね。 そしてカワニナも活発に葉を食んでいました。 スターウォーズに出てきそうな顔をしていること、知ってました? ムースにも似ているな・・。 カタツムリだと触覚の先端に目がつきますが、カワニナの場合、触覚の付け根にくるのだそう。知らんかった・・。 こっちでもむしゃむしゃと・・。 触角をヒゲのように見ると、ナマズにも似ているな・・。 サワガニが何かに食われてました。 イタチっぽい気配は周囲にはなかったんだけど・・。 ザリガニの脱皮殻も。 どうやらカワニナはザリガニやエビの肉もお好きなようです。 集まっているなと思ったら・・。 ザリガニだかエビだかのお肉を食べてました。 そして出た。川ミミズ OF 川ミミズ「マッチョ虹色系」です。長さ10㎝ほど。 それにしてもこれも色が黒いな。石の裏にいました。 この後、スイスイと泳ぎながら去ってゆきましたが、その様子はツイッターなどに上げたいと思います。川ミミズとしてどれか一種類をちゃんと観察するとしたら、こいつなんですよね。驚くべき生き様を見せてくれる予感があります。
こちらはクルンクルン系。細長卵胞の親はこれじゃないかと・・。 ちょっとだけゲンジボタルの幼虫もチェック。ずいぶん大きくなりました。あと1カ月半もすれば、雨の日の夜、光を放ちながら上陸する姿を見ることができるはず。上手くタイミングを合わせて、撮影したいものです。
そんなこんなで事務所に到着すると、湧き水場生まれの丸型卵胞から1匹、川生まれの細長卵胞から1匹、合計2匹の川ミミズが孵化しておりました。 細長卵胞のミミズは昨日から顔を出したり引っ込んだりしていたから、そろそろかと思ってました。 写真を撮り忘れてしまったのですが、細長卵胞のミミズは2.5㎝ほどの長さまで伸びます。なのでてっきり違う種類だと思っていたのですが(思っているのですが)・・。 見たところ違いがわからないんでうしょね。 左が丸型、右が川の細長。 リラックスしないと体を伸ばしてくれないので、あきらめて「ミミズテラリウム」へIN。 卵胞は残すところ、川生まれのものが丸型3個、湧き水生まれのものはもういないと思っていたのですが、コンスタントに産まれてくるので不思議です。抜け殻と思っていたやつがそうじゃなかったんだと思います。 「ミミズテラリウム」に入れたミミズたちは、数匹行方不明にもなってますが、比較的皆元気です。少しずつ大きくなっているようにも思えます。 果たしてどのようなミミズへと成長するのか・・。 もうちょい。もうちょい暖かくなるまで育ててみようと思います。〈若林〉□
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