今日は曇り時々雨。長い長い梅雨です。 本日は書き仕事でありましたが、合間を縫って‥川へ。 いつもとは少し様相の異なる天空を木々で覆われたローライトな川です。 新たな水生ミミズを見つけるどー!と意気込んでいたのですが、なんとカメラのSDカードを入れ忘れてしまい意気消沈‥。よって今回はスマホ写真とあいなりました。 いかにも水生ミミズが棲んでいそうな小石と砂利と砂の混合帯。流れに洗われ底質の間に水が行き通っている場所を狙います。石をひとつどかして掘り掘りっと‥。 !! いきなりおったー!! 先頭打者ホームランです。すごいことです。 なんだろう。長さはそこそこありますが、マッチョではなく、どちらかというと細マッチョ系? 身体はしっかり張っていますが色は地味目。おそらくはフトミミズ科の成体でしょう。 もう少し掘り進むと・・・。 またおった!! 今度は太い。太さは7mmほどはありましたでしょうか。そして紫の筋が一本。 うれしさ半分、気持ち悪さ半分‥。 これもおそらくはフトミミズ科の成体ですが、先ほどのやつとは太さと硬さが違います。「マッチョ虹色水生ミミズ」ともきっと違いますね。なにせ体が埼玉のソウルフード「や〇だうどん食堂」のおうどんのようにふにゃふにゃなのです。 またいた‥。尻尾の先が丸いので、これはもしかすると自切した痕かもしれません。これもだうどん系‥いや、食べ物に例えるのはやめましょう。ワッキーリグ(ブラックバス釣りの仕掛けです)によさそうだから、「ワッキーふにゃふにゃ水生ミミズ」としておこう‥。 そして続けざまに‥。こいつは‥黒い。デカい。そしてフニャフニャだ‥。 これもまあ、ワッキー系ということで‥。 それにしてもなんだ? ミミズが多いぞ‥。 おなじみの「富山ブラック水生シマミミズ」もおりました。 またしてもムラサキに光るワッキー系が‥。 シジミの殻を発見。色が濃い。 いや‥驚きました。 水生の川ミミズには、まだまだ多くの謎が隠されているようです。 でも、なんていうんでしょうね。ほどほどでいいんです。 一日の釣りでイワナが釣れすぎてしまった時のように(めったに、めったにありません‥)、なんだかもういいか‥となりました。釣れる‥いや、掘れるのがわかってしまえば、それでいいんです。 そして対岸に渡り、こっちはどうかいな?と少し掘り掘りしてみたところ‥ これは‥。 色が黒くてわかりづらいのですが、ハチマキの位置に注目してください。おそらくこいつはフトミミズ科ではなくツリミミズ科のほう。ツリミミズ科といえば「オレンジハチマキ水生ミミズ」もツリミミズ科ではないかと踏んでいるのですが、これまで見たオレハチとは比べようもないほど大きくそして黒い。でもハチマキはうっすらオレンジ色。名前は‥いや、保留にしておこう。次から次に命名していると、本当に雑になりますので。 それにしても向こう岸近くではフトミミズ科(推定)ばかりだったのに、反対岸近くではいきなりツリミミズ科(推定)という‥。 やや砂が多めか。そして少しだけシルト質というか粘土っぽい泥質もありました。 こんな感じ。こんな泥が、ミミズの気持ちになるとご馳走に感じるから不思議です。 だいぶ小さなツリミミズ科(推定)もおりました。 そして‥「マッチョ虹色~」ぐらい大型のツリミミズ科(推定)、ハチマキはオレンジ。でもいわゆるこれまでのオレハチとは雰囲気が違いますね。長さは12㎝ほどでしょうか。大型のオレハチなので「ギガ・オレハチ」といったところで‥。 いやでもオレハチとは違うよなー。やっぱりオレハチは少し特別なミミズのような気がします。 それにしてもなぜにこっちはツリミミズ科(推定)ばかりなんだ‥。 「富山ブラック」とデカい「細マッチョ」(推定フトミミズ科)も一匹ずつおりましたが、ほかはツリミミズ科(推定)のミミズばかり‥。 ミゾソバが所々に繁茂しておりました。 そして、両岸で見事に分かれている様子を興味深く感じつつ、納得して帰ろうとしたその時、一個の丸く大きめな石が気になり、それをひっくり返してみたところ‥驚くべきミミズと遭遇したのです。
白ッ!!! これまで見たこともない‥ フトミミズ科なのかツリミミズ科なのかもよくわからない・・ 透き通った実に美しきミミズとの遭遇でした。 かなうことならば、太陽光の元、アナタを透かして見たかった‥。 命名「水生雪ミミズ」。
環帯がないから幼体なのでしょう。 またいつか、きっと会おう‥。〈若林〉□
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ウナギ釣りのためにミミズの考察を始めた者です。
白いミミズには驚きました。奇麗ですね。
ここまで白いミミズはまだ一度しか見たことがありません。
体色の他に、食べているものも関係しているのかな?なんてことも思いました。
ミミズは知れば知るほど不思議な生きもので、観察をしていて飽きません。