今日は久しぶりのまとまった雨。ガタが氾濫間際です。

週末には大きな地震がありました。埼玉南部の事務所ではいくつか軽いものが落ち、揺れたケースからミミズの卵胞の殻が散乱したぐらいで済みましたが、石巻在住の方に話を聞いたところ、立っていることもできなかったほどだったとのこと。今年は東日本大震災からちょうど10年。備える身としてできることのひとつは覚えていること、なのだと思います。

卵胞から孵った川ミミズの幼体を飼っている通称「ミミズテラリウム」では、ケヤキの葉が大人気です。

ミミズたちは、こんな具合に体を伸ばしきって食事をしています。心なしかリラックスしている雰囲気が伝わってきます。ちなみにこちらは5日前の様子。

こちらは同じ画角で撮影した本日のケヤキの葉。上手く比較できてはいないのですが、少しずつ食べられている気がします。

本日、改めて食事をする川ミミズたちを観察していると、ちょうど葉を食べるところを観察することができました。

上にミミズがいます。中央下の方に透けた葉に2つの黒い点が見えるかと思います。その右側にもうひとつ黒い点があります。

ミミズがその2つの黒い点に吸いつくと・・

ぎゅーっと吸引して・・

透明な体に黒い点が吸い込まれていきます!

もぐもぐと・・

体の中でちぎれ、吸い込まれていきました。

ミミズの体の中に2つの点があることがわかりますでしょうか。エスカレーターのように送りこまれていきます。

体をどかすと、2つあった点がひとつになっています。

最初の状態がこちら。

どうやらミミズが食べたのは透けた葉に黒く見える点のようなものでした。

これですね。いったいなんなのでしょうか? 色素のかたまりみたいなものでしょうか。

もぐもぐと食べてすくすくと育っております。

こちらコケをなめる大人の川ミミズ。

コケを食んでいるのか、コケに付着した何かを食んでいるのか・・。

 

今飼っている川ミミズの幼体は、ケヤキの葉をとりわけ好んでいるようなことがわかってきました。

卵胞から孵化した後の食べ物がきになっていましたが、なんとか大丈夫そうです。〈若林〉□

 

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